第18話
★前回までのあらすじ
5月7日
えっ、僕にとって生きている実感とか、生きている意味がなにかって?
「苦しみ、悲しみ、辛さ、怒り、恨み・・・」
それだけ。楽しいことなんかなにもありません。
だから、僕は生きていることより、死ぬことを選びます。
僕のこの気持ちを理解し同調して、僕と一緒に死んでくれる人がいましたら、どうかご連絡をください。
S・Y (13歳)
これじゃ、自分で自分を自殺に追い込むことを、助長しているようなもんじゃからな・・・」
「そうね。あたしもキューピッドおじさんの言うとおりだと思うわ・・・」
「一時でも早くこの翔くんの問題を片付けてあげて、陽菜ちゃんのお家に笑顔の花束の宅急便が届き、いつも彼女のお家が笑顔で満ち溢れていて、幸せに暮らせるようにしてあげないとね・・・」
だがこの言葉とは裏腹に、シンデレラとキューピッドおじさんの脳裏を、このままでは新たな対策を講じない限り、翔くんの問題は何一つとして解決が出来ないという不安かすめた。
その結果、シンデレラとキューピッドおじさんの二人が話し合って決めたことは、翔くんの夢の中にワープして、彼が不登校や自殺未遂を起こすようになった原因を徹底的に調査し、その答えを突き止めることだった。
だが、このときシンデレラは翔くんの問題を調査していく過程の中で、まったく彼女自身が想像もしていなかった、身の毛のよだつような驚くべき事件に遭遇することになった。
それは、陽菜ちゃんが小学一年生とは思えない顔をガングロに厚化粧して、大人顔を負けの肌を露出した派手な衣装を身に付け、万引き少女たちの仲間に入っていたことだった。
シンデレラは、今回の陽菜ちゃんの一件で時間を掛けて、自分なりにあれこれとその解決方法を模索したが、結局まだまだ自分の経験の乏しさから、そうたやすくそのため良い答えを導き出すことが出来ずに、七人の小人のリーダーでもありシンデレラの良き理解者でもある、ルドルフおじさんに相談することにした。
「そうじゃのう、ワシが過去や現在を含めて3千年以上に渡って、人間の性質や行動を見てきた経験から言うと、人間(特に若年層)は一人でいるときよりも集団でいるときの方が、物事に対する判断の良し悪しが欠けたり、変に気分が大きくなって悪いことでも良いことだと錯覚を起こしたりすることが多いようじゃからのう・・・」
「それって、簡単に言うとどういうことなの?」
「まあ、簡単に言うと、陽菜ちゃんたちにとってはかなり荒療治なるかもしれんが、彼女たちと同じ年頃の少年や少女が万引きをする同じ現場を見せてあげ、今彼女たちが何の罪の意識も感じずに軽い気持ちでやっていることが、その後どれだけの多くの悲しみや苦しみを、自分自身や家族齎すことになるのかを現実を知ってもらうことが、陽菜ちゃんたちを手っ取り早く悪の道から救ってあげる、一番の早道っていうことだな・・・」
「それって、逆に陽菜ちゃんたちに反感を持たれないかしら?」
「例え、最初は多少の反感を持たれたとしても、陽菜ちゃんたちを本当の犯罪者にしてしまい、そのことで彼女たちの家庭が本当に崩壊してしまうよりは、ずっとそのほうがいいってお前だって良いと思うじゃあろうが・・・」
「そうよね。いつもありがとう、ルドルフおじさん・・・」
シンデレラは、ルドルフおじさんの話を聞き彼の言うとおりに、陽菜ちゃんたちを本当の犯罪者にしてしま、彼女たちの家庭が本当に崩壊してしまうよりは、例え最初は彼女たちにかなりの反感を持たれたとしても、彼女たちと同じ年頃の少年や少女が万引きをするその現場を見せてあげ、彼女たちがやっていることが、最終的にどんな悲劇を招くのかを知ってもらうことにした。
「どうじゃ、シンデレラ、ワシもめっきり下半身は衰えたとはいえ、まだまだ“頭は常に全回転、一分の隙もあってはならぬ・・・”なんて、電通の鬼十則 は言えるし、ボケてはいないじゃろうが・・・」
「意味不明だけど、( ^o^)ノ◇ 山田く~ん座布団1枚♪」
「それじぁあ、♥♥♥
白雪ちゃん今夜もよろしくね・・・」
「
ウッフン・・・」
―この後、ルドルフおじさんと白雪ちゃんは本当にソフトボールをして遊ぶのだろうか?/ お、お前はホ。ホントに馬鹿か!だからお前は三十路を過ぎても、まだ近所の太陽スーパーに勤めるおばさんしか話し相手がいないんだよ・・・この作品のディレクター談―
最初に表記するのをついうっかりして忘れていましたが、本作品に書かれています赤い文字部分の文章は、当Cafeに遊びにお出でいただいるみなさんの「足跡メッセージ」の中から、楽しいものや面白いものを選んで、当Cafeに遊びにお出でいただいているみなさんとの親睦を図ったり遊びを楽しんだりするための、エンターテイメント性に飛んだ言葉遊び文化のひとつとして文章化し、できるだけありのままの文章の形ままで修正せずに、当ブログのいろいろな作品の中で使わせてもらっているものです。
今日は、ちょうど私が十八歳で、“物書き”なること夢見て故郷の種子島から東京に出て来ました、その時代に書いた詩が倉庫を整理していましたら出て来ましたので、みなさんにひとつの青春時代の思い出の作品として紹介します。
青春の詩
若いからこそ悩んだり 傷つくことが多いんだよ
君が躓き涙を見せるたび きっと君は大きな人になって行くだろう
希望乗せて今日も走り出す 青春という名の汽車が
限りない未来へと 青春ときめきの中
ホラ心ひらけば 愛の詩口ずさんでくれる 君の友がいる
都会くらしに夢を見すぎて 途中下車をするたびに
いつも家族の優しい笑顔 励ます温かな(あったかな)声がある
君にとってふるさとの山川 友々の変わらぬ友情は
いつの日も生きることに 溢れる勇気をくれる
ホラ雨が上れば 幸せの道しるべ虹が出る
瞳閉じてふと振り返る 少年の日の夢は
いつまでも捨てずにいたい 大切なものだから
ホラ君が歩いた 足跡は明日へと続いてる
ホラ君が笑えば 隣には向日葵が咲いている
ホラ君が輝く 未来には太陽が笑ってる
今日の一口メモ
下記の画は、まだ酒井法子さんが「のりピー語」と呼ばれる “ヤッピー”とか“いただきマンモス”“うれピー”などの言葉を使い、アイドル歌手として人気を博していたとき、NHKみんなのうたで歌ってもらった「おとぎの国のバースデイ」のアニメーション用として、当時NHKおかあさんといっしょの「こんなこいるかな」や「北風小僧の寒太郎」などのアニメーションの作画やキャラクターを手掛けていた、月岡貞夫先生に書いていただいたものです。
当時、その関係もあり、たまたま酒井法子さんが所属するサンミュージックの方に、彼女のコンサートに招待していただいたのですが、その会場に入ったとたん酒井さんを応援する、彼女が一曲歌い終わったり何かを話したりする度に「フレー!フレー!のりピー!!」などと、館内が揺れるほどの動きと大声で叫ぶ、すごく派手な鉢巻やハッピ姿の応援団の方々の熱狂振りに圧倒され、ついにはその雰囲気に耐え切れずに、わずか五分か十間で月岡先生と一緒に、そのコンサートの会場を出て来たという苦い思い出があります。(笑う)
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