佐藤輝明選手

 

★一年目はオリンピック

一ヶ月のお休み以降

急激に凹んでしまった。

連続打席ノーヒットの

日本記録を作る。

(これに関しては

以前なら

途中笠原祥太郎投手から

ナゴヤドームで

右翼スタンドに特大アーチを

放っているのだが

リクエストやらで

ファウルになってしまった

それでいたずらに強調される

不運もあった。

昔ならあれほど

目立たずに済んだわけやが

とことんインケツな

景気の悪いシステムだと思うな)

 

★二年目は藤井康雄コーチを迎えた

彼はホークスで憧れのギータを

育てたとされるコーチだった

彼は「4スタンス理論」

球界では新しい理論を

取り入れたコーチだった。

打撃スタイルをA1,A2,B1,B2

と4つにわけ、それぞれにあった

打撃指導をするスタイル。

 

もともとゴルフスイングから

生まれた理論で

「止まったボールを打つゴルフと

動いたボールを打つ野球で

メカニズムが同じ訳はない」

「そもそもタイプが

4つしかないのはオカシイ」

という批判もある。

 

だが佐藤は納得して取り組んだ。

これが一番大事なことなのだ。

結果は……

ドラゴンズにいた福留孝介

「ミートばかりに意識がいって

一番の長所、

長打を消してしまっている」

この主旨のコメントがあった。

今年オイシックス監督を務める

橋上秀樹氏も

同趣旨のコメントをしている。

 

確かにこれは分かる。

一年目はハマスタ場外や

西武の3連発など

呆れるくらいデカイ

ホームランがあった。

2年目で同じような

印象に残ったアーチは

マリンスタジアムで益田から放った

バックスクリーン弾

くらいだったんじゃないか。

左中間へのホームランも

減ってしまった。

 

しかしこれを以て

打撃指導の誤りとして

良いのだろうか。

確かにホームランは減った。

愕く当たりも減った。

しかし改善された指標も多い。

四球数、三振数は一気に改善

ホームランは減っていても

二塁打が増加し

長打という括りでは増えている。

これを「成長」と

捉えることは出来なかったか。

 

よく考えて見よう

長いNPBの歴史で

一年目から非の打ち所のない数字で

それを維持し続けたのは

長嶋茂雄くらいだ。

 

多くはでこぼこしながら

成長していくものだ。

改善した指標は沢山ある

ホームラン減少も

過渡期にありがちな

それであると

何故解釈できなかったのか。

 

牛乳瓶は熟々オソロシイ。

三年目、藤井コーチは

たった一年で解任され

今度は知らないオジイサンが

「前で打て」である。

 

これに納得する方が

プロとしてオカシイのではないか。

超一流とは言えないが

結果は残している

成長もしている、二年目だった。

オジイサンは感覚だけで

自分がこれまで

取り組んできたことと

真逆のことを

押しつけてくる

そんなもんは

メイワクでしかないだろう。

 

別項でも書いたが

一番大事なことは

「納得すること」だ。

 

拙ブログでは

ずっとぶれずに

同じ事を繰り返し

書き続けている。

疑念を呈し続けている。

 

ファクトを見よう、分析しよう。

何度も書くが佐藤輝明の

残してきた数字は

NPB90年の歴史で

何ら恥ずべきものではない。

最低限それは認識しよう。

そうでない周囲

それこそNPBをなめている周囲が

余りにも多すぎないか。

 

自美化が行きすぎて

気に入らないからと言って

そこから眼をそらし

叩きに利用するなんて

最もあってはならぬ事である。

 

決して些末な

「勝敗」なぞ

時の運について

書いているのではない。

 

岡田さんの言い分は

週ベの月一コラム

6/5発売にも出ている。

あれだけ読むと

「正しいこと」を

言っているように見えてしまう。

とりわけ昭和脳の我々にはね。

監督の意図を代弁す

でパロってみたが

アレ読むと喜ぶ人多いでしょうね^^;

 

でも散々書いたとおり

前段がある。

就任したときからずっとだ。

古すぎる技術論による齟齬

 

結局「姿勢」だの

「気が抜けている」だのは

見る側のフィルターで

どうにでも変わる。

殆どの場合

気に入らないとき

レッテル貼りに使われるだけ。

パワハラの根源。

 

臆病な自尊心と

尊大な羞恥心

 

変わらにゃアカンのはどっちゃか。