7/14 記

日付にちなみ、714号(ベーブルースの記録)のお話。

 

 
   75~77年の阪神もかなり現地観戦したって書いたけれど、この試合もそのうちの1つ。
 76年ペナントレース終盤、首位ジャイアンツは6試合、2位タイガースは10試合を残し 3ゲーム差、この日からの直接対決で3タテすれば、勝率でタイガースが首位に躍り出る大事な初戦。 
 私は何故かライトスタンドにいたんですよね。他の指定席がとれなくて、残っていたのがライトの指定席。今考えると不思議ですよね、王選手の記録で賑わっていたんですから、ライトスタンドは真っ先に売り切れてもおかしくないわけなのに、それを仕方なく購入するトラキチの自分、何とも皮肉な巡り合わせ。
  スコアは4-4で引き分け、王選手は2HR3打点。優勝から大きく遠のき、地団駄を踏んだ。
 1本目のホームランはギリギリで入るなって祈りながら眺めたわけだけど、2本目、714号は打った瞬間ホームランとわかる当たり、あれよあれよという間にこちらに向かって飛んできた。
 で、着地地点は自分の1つ右前方の席、距離にして30センチなかったんじゃないか?当時の野球場の席って劇狭だったし。
  なんか無性に映像を探したくなった。ひょっとして44年前の自分と再会できる? 古い試合映像ってほとんど残ってないけれど、さすが大騒ぎされた世界記録だったから鮮明な動画がアッサリ見つかった。
 で、何回も画像を止めてスクショを取ってエゴサーチ……
             全然分からな~い びっくり
  いくら鮮明と言っても、今とは画質が違いすぎる。44年の月日の流れをこんなところでも感じ、しみじみする自分でありました^^
 
     
   
   にしてもバーディ(古沢投手)あの球はないぜガーン
彼の球威は当時セリーグ随一と評する専門家も多数いて、1本目はそれを風のイタズラで最前列に運ばれたのがよっぽど頭にきたんでしょう。マウンドを蹴り上げる彼の姿を見るとそれが手に取るように分かる^^;
 で、意表を突いたつもりのボールが、魅入られるように……
 タイガースファンを続けていると今も昔もこういうシーンにばかり遭遇するような笑い泣き
 
『ナボナは お菓子の ホームラン王です』
by   朗読の達人 王貞治氏
判じ絵のつもりアセアセ