2/1(thu.) play list〜♪

2/1(thu.)

★昨晩(2/1 thu.)のplay list〜♪

Little Feat/Rockpalast Live (DVD)

Little Feat/Time Loves A Hero

「Little Feat」’77年6作目LP “Time Loves A Hero” ♪

バンドの “看板”「Lowell George」の存在感が少し薄れはじめた分、「Bill Payne」に「Paul Barrere」らほかのメンバーたちの持ち味がより推しだされた仕上がりとなった前作 “The Last Record Album” (‘75)【＊当blog関連記事↓リンク】から2年、「Lowell George」は多忙なセッション活動やソロ・アルバム制作開始に加え、当時のロック・ミュージシャンたちのあいだでありがちだったプライヴェートな問題が引き起こした体調不良によりバンドとの関わりがさらに希薄になってきていたコトから、先の「Bill Payne」に「Paul Barrere」らがイニシアティヴを握り本作の制作に取り掛かり、「Lowell George」はヴォーカルとスライド・ギター録音に数曲の楽曲制作のみ参加、’73年3作目 “Dixie Chicken”【＊←タイトルをクリックで当blog関連記事リンク】以来担っていたアルバム・プロデュースを退き、代わりに当時「The Doobie Brothers」で成功していたプロデューサー「Ted Templeman」に委ね、その流れで「The Doobie Brothers」メンバーや「Tower Of Power」ホーン・セクションら “Warner Bros.” レーベル・メイト (厳密にはこの時期「Tower Of Power」は “Columbia” 移籍後ですが. . . ) をゲストに迎えレコーディングされた一枚♪

＊「Little Feat」’75年5作目LPを記した当blog記事♪↓

『1/31(wed.) play list〜♪ + 2月入り〜！♪』1/31(wed.) 「Phoe〜be」1月切り終業〜！ご来店頂いた皆々様誠にありがとうございました〜2月入り、「Phoe〜be」今月末2/28には開店19周…

ameblo.jp

back cover.

JPN issue LP (‘77/Warner Bros./ワーナー・パイオニア P-10316W).

insert with photos of Little Feat members and Producer Ted Templeman on front side and also credits and lyrics on back side.

insert with liner notes in Japanese by Peter Barakan.

日本盤LP解説インサート右端下末尾には “筆者は日本在住イギリス人でロックを愛する暖かいハートの持ち主。リトル・フィートが大好きという彼はこの原稿の急な〆切にも快く引き受けてくれ、すべて日本語で書きあげてくれた。(原文ママ)” との注釈が. . . そういや「Jackson Browne」1作目 ‘76年再発LPでも「ピーター・バラカン」氏ライナーでしたが、これらは「ピーター」さん日本在住初期の日本語での音楽関係寄稿のひとつだったんでしょうね^^

♪〜’Hi Roller’ (written by Paul Barrere)

lead vocals by Lowell George.

personnel on this album: Paul Barrere (g/vo), Sam Clayton (congas/perc/vo), Lowell George (slide g/vo), Kenny Gradney (b), Richie Hayward (ds/perc/vo), Bill Payne (kbd/Oberheim& Moog synthesizer/marimba/vo).

horns by Tower Of Power Horn Section.

produced by Ted Templeman.

インサートのメンバー・クレディットが「Lowell George」ではじまるのではなく、単にABC順表記となっているのが、この時期のバンド内状況を暗に示唆しているような. . .

アルバム冒頭↑リンク「Paul Barrere」作「Lowell George」リード・ヴォーカルによる “激烈” グルーヴィーなファンキー・ロック・ナンバーは、当初前作 “The Last Record Album” 収録予定でそのジャケ裏に歌詞が印刷されるも結局オミット、そのジャケ裏歌詞印刷上に “maybe next time” と手書きで大きく消されていたのが、その予告通り本作でお目見え♪

やっぱアルバム口開けにピッタリのムードだし、もし前作に収録なら浮いていたかも？！

あと、「Lowell George」が自作曲以外のバンド・メンバー作ナンバーでリード・ヴォーカルを担う前作以降この時期に出来たスタイルもまた当時のバンド内状況が窺える事象ですね. . .

♪〜’Time Loves A Hero’ (written by Bill Payne- Paul Barrere- Ken Gradney)