4月24日の15:11に受信した SBI証券 を名乗る迷惑メール
以下のメールは 4月24日の15:11 に受信した セキュリティ環境に関するお知らせ と題したメールです。
上記のメールで注意しないといけないのは、①と②と③の箇所です。
①は、SBI証券 <SBI.kanachimm@mgri.com> と記述されえていますが、SBI証券の場合 mgri.com のドメインで送信してくることは無く、 SBI証券は、 sbisec.co.jp が正しいドメインですので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。
②はクリックを促すためのリンクですが、このURLに設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://kezbt.cn/ のURLが登録されていました。
(表示されているURLとこのURLの文字に登録されているリンク先のURLが異なっていますので気を付けてくださいね)
SBI証券のURLは https://www.sbisec.co.jp/ もしくは https://www.***.sbisec.co.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。
kezbt.cn と云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが 43.156.16.97 で、シンガポールのシンガポール中央社会開発協議会 にあるデバイスに 6 COLLYER QUAY と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
kezbt.cn は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。
③はクリックを促すためのリンクですが、このURLに設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://jck68.com/www.sbisec.co.jp/ETGate/ のURLが登録されていました。
(表示されているURLとこのURLの文字に登録されているリンク先のURLが異なっていますので気を付けてくださいね)
SBI証券のURLは https://www.sbisec.co.jp/ もしくは https://www.***.sbisec.co.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。
jck68.com と云うURLの発信先を調べてみましたが、このドメインはインターネット内に存在していないようですので既に削除されたかインターネットに接続されていないようですのでアクセスできません。
メールのヘッダーを確認してみると "SBI.kanachimm@mgri.com" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名 (SBI.kanachimm@mgri.com) と合致しています。
メールのヘッダーから送信元を確認すると vm200 から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 170.231.132.152 で、ブラジルのマラニャン州 インペラトリズ カマサリ にあるデバイスに JUPITER PROVEDOR DE INTERNET LTDA と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信しているみたいですね。
どうしても気になるのであれば、"当社WEBサイトはこちら" に記述している クリックを促すためのURLをクリックせずに、SBI証券のホームページ (https://www.sbisec.co.jp/contents/) に直接アクセスして、トップページの右上にある "ログイン" から確認しましょう。
SBI証券からも 、この様なメールを受け取っても "不審なメールのリンク先には絶対にアクセスしないようご注意ください。" と注意喚起されているので、絶対にクリックしないで即削除しましょう。