「ママ、いつもありがとう」
その言葉と一緒に差し出されたのは、娘が作ってくれたティッシュの花束だった。
小さな手で丁寧に丸めて、色とりどりの花を組み合わせてくれた、世界でたった一つのギフト。
それと一緒に、日本のお菓子やポッピンクッキング、日本のカップヌードルまで詰め込まれたバスケットもあった。
アメリカではなかなか手に入らない
それをわざわざ選んで、準備して、私のためにラッピングまでしてくれた娘の想いに、私は胸がいっぱいになった。
私は長い間、「母としてちゃんとできているのかな」と悩み続けてきた。
いつも一緒にいられるわけではない。
朝ごはんが毎日シリアルだけの日もある。
仕事に疲れて、笑顔になれない夜もある。
そんな自分に罪悪感を抱えて、
「娘に十分な愛情を注げていないんじゃないか」と、
何度も何度も自分を責めてきた。
でも、娘はそんな私を、ちゃんと見ていてくれた。
優しいところも、情けないところも、
全部ひっくるめて「ママ」として大好きでいてくれていた。
「ママ、だいすき」
その言葉は、
「あなたは愛されていいんだよ」と教えてくれた。
ティッシュの花束は、どんな高級な花よりも、
私の心をじんわりと癒してくれるものだった。
バスケットに詰まったお菓子やヌードルは、
娘が「私のことを思ってくれた証」だった。
私たち親子の絆は、
法律でも、周りの評価でもなく、
日々の小さな積み重ねでできている。
たとえ私が完璧でなくても、
娘は私をまっすぐに「愛する人」として見てくれている。
母の日の夜、娘と一緒にNetflixの『サム&キャット』を観て笑い合った。
その笑顔が、何よりのご褒美だった。
私は今、ようやく言える。
私は、ちゃんと愛されている。
そして、私もまた、
自分をもっと優しく愛していいんだと。
Sofia

