私はずっと「怒り」に悩んできました。


人にちょっと無視された、軽んじられた、コントロールされた、そう感じると、すぐに怒りが噴き出してしまう。


理不尽なことがあると、我慢するより先に爆発してしまう。


大人の世界の中で、子どもの反応のままでぶつかってきた私は、

職場でも、友人関係でも、何度も何度もこじらせてきました。


気づけば、「また壊してしまった」っていう人間関係の跡ばかり。


「どうして私は、こんなにも怒りをうまく扱えないんだろう」

「なんで私は、こんなに生きづらいんだろう」

「このアンガー・イシューって、もう一生付き合っていくしかないのかな」


そう思って、自分の中の“怒ってばかりいる私”を、ずっと嫌っていました。


でも、ようやく今、

私はその怒りに「ありがとう」と言えるようになったんです。






おこりんぼだった私へ。


あなたは、いつも怒っていたね。

少しの無視、少しの軽視、少しの冷たい言葉に、

すぐに怒りで反応して、声を荒げて、泣いて、傷ついて。


でもそれは、

無視され続けてきたから。

虐待され続けてきたから。

誰にも、存在をまっすぐ見つめてもらえなかったから。


だから怒りが、唯一の「ここにいる!」というサインだったんだよね。


今ならわかる。

あなたの怒りは、とても子どもらしい反応だった。

幼稚な対応だった。

社会的には、大人として失格のように見えただろう。

でも、それしか知らなかった。

だって、大人になるためのプロセスを、私はもらえなかったから。


ずっと戦ってくれていたよね。

誰も守ってくれなかったから、

あなたはいつも、前に立って怒ってくれていた。


職場で理不尽な扱いを受けた時も、

誰かに軽んじられた時も、

あなたが最初に声をあげて、私を守ろうとしてくれていた。


ありがとう。

本当にありがとう。


私は今、

大人としての対応を学んでいる。

人と距離を取ること。

言葉を選ぶこと。

感情を外に投げるのではなく、静かに感じること。


そしてなにより、

怒りで守らなくても大丈夫な自分になること。


それができるようになったのは、

あなたがずっと怒ってくれたおかげ。


あの怒りがあったから、私は自分の痛みに気づけた。

あの怒りがあったから、私は今ここにいる。


そして、今。


私の中にあった「アンガー・イシュー」は、

静かに、でも確かに、消えていった。


怒りをなくそうとしたわけじゃない。

怒りを責めるのをやめて、

「ありがとう」と言ったその瞬間から、怒りは消えていった。


おこりんぼだった私へ。

あなたがいてくれて、本当によかった。


もう戦わなくていいよ。

もう、怒らなくていいよ。

これからは私が、大人としてあなたを守るから。


あなたの怒りは、愛だった。

心から、ありがとう。


ソフィア