エモーショナル・フラッシュバック。

その言葉を初めて知ったとき、私は少し息が止まった。

「あ、これかもしれない」

私が長年、理由もわからず急に落ち込んだり、

周りの人の何気ない言葉に飲み込まれそうになっていたあの感じ。


それは、“今”の出来事に過剰に反応しているように見えて、

実は“昔の私”がずっと感じていた痛みが、

その瞬間に呼び覚まされていただけだった。


私にとって、それは特に「寂しさ」として現れる。


🕳️ 寂しさというブラックホール


私にとっての寂しさは、

ただ「誰かがいない」とか「予定がない」とか、そんなものじゃない。


それは、重力のない宇宙に投げ出されたみたいな感覚。

誰の声も届かない、誰にも見つけてもらえない空間。

息をしていても、何をしていても、どこにも繋がっていないような。


身体がここにあっても、

心がこの世界からすっぽり抜け落ちたような感覚になる。


そういう“寂しさのブラックホール”に、

気づけばまた引きずり込まれている。

何の前触れもなく、静かに、確実に。


私はこの46年間、

ほとんどの年月を、この感覚と一緒に生きてきた。


そして、長い間、

それを「私の性格」だと思っていたし、

「私は弱いんだ」「私は人付き合いが苦手なんだ」って自分を責めてきた。


でも今は少し違う。

ようやく気づいたから。


これは、フラッシュバックだったんだ。


「あ、これはあの時の放置されて見捨てられネグレクトという虐待うぃされてた“寂しさ”が今の私に乗り移ってきてるんだ」


そう気づけたとき、

私はやっと、自分を責めるのをやめることができた。


それでも寂しさはなくならない。

でも、「自分が悪いからだ」と思わなくなっただけで、

この心の中の重力は少しだけ変わった。


🌱 癒しは、気づいた瞬間から始まる


私たちは、感情の正体がわからないとき、

その嵐にただ飲み込まれて、壊れていくしかなかった。


でも、名前がついたとき。

「ああ、これはエモーショナル・フラッシュバックなんだ」とわかったとき。


癒しは、その気づきから始まっていた。


もう私は、無名のままこの苦しみに沈まなくていい。

ちゃんと名前をつけて、抱きしめてあげられるから。


ソフィア