「なんか怖いよね」
「とっつきにくいって、よく言われるでしょ?」
私は、そんなふうに言われることが多かった。
本当は、誰よりも人とつながりたかったのに。
でも私は、ずっと“自分を守るために”他人を心の中で遠ざけてきた。
直接的に人を責めることはなかったけれど、
心の奥では、常に誰かを批判していた。
そうすることでしか、私は安心できなかった。
それが私の、子ども時代に身につけたサバイバルテクニックだった。
子どもの頃、あの方法でしか生きられなかった
虐待や過干渉、無関心や否定。
本来、安全であるはずの家庭で、自分の心を守るために
私は「外の世界=怖いもの」として距離を取るしかなかった。
その時の私には、それしか方法がなかったんだ。
だから、人に対して皮肉っぽくなったり、
嫌味で距離を取ったりすることが、私なりの“身を守る手段”だった。
でもそれが、大人になった今、
「人間関係を築けない」
「友達ができない」
「いつも孤独だ」
という新たな苦しみに変わった。
本当は、優しくなりたかった
人を批判したかったわけじゃない。
嫌味っぽくなりたかったわけじゃない。
ただ、傷つきたくなかった。
拒絶されたくなかった。
「本当の私」を見せたら、
また傷つけられる気がして怖かった。
だから最初は仲良くできても、
少しずつ「本当の私」が出てきそうになると、
相手を遠ざけるようなことを言ってしまったり、
「一人でいいや」と自分を引っ込めてしまったりしていた。
でも、もうその武器は手放していい
あの頃の自分を守ってくれた鎧。
それはもう、大人になった今の私には必要ない。
サバイバルテクニックは、私を救ってくれた。
でも、今の私を幸せにしてくれるものではない。
2025年。
私たちが本当に「手放すべきもの」は、
物でも人でもなく、
心にしみついた「戦い方」かもしれない。
皮肉や嫌味、冷たさで守ってきた自分を、
少しずつ、少しずつ、やわらかくしていこう。
自分を守ってきた過去の私に「ありがとう」を言って、
そして今、ようやく「優しくつながること」にチャレンジできる私に、
小さな「はじめまして」をしてみよう。
Sofia
