東海中学に入るためにはどうしたらよいのかを、東海中学出身の幾太郎が語る | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

 

”東海中学に入るためには、どんな勉強をしたらよいのか?”これを私に聞くのは・・・妥当だろうけど。


親御様はいろいろと考えて、苦慮して、お金を投じて、神経をすり減らして、本当に子供のために頑張っていらっしゃいます。スゲーナーと思うんですよ。中学受験のお母様の愛情は限りなく深いものであることは間違いありません。

 


もう既に7月になりました。2024年の戦いが終わって久しく時が流れました。中学受験の戦いで期初の目標を達成して、合格を掴んだご家庭もあるでしょう。しかし、7割くらいの御家庭がそうではないものですね。

 

元軍師であったお母様方は今でも思っているのではないですか。

「私の軍略が間違っていなければ、東海中学に入れたはずだった」


こういう言い方は語弊を招くかもしれませんが・・・。お母様が軍略を変えたところで、結果は変わらなかったと思いますよ。

中学受験というのは、子供達に対して学問の神様が、最適な道を指し示してくれるものだと思っています。


第一志望ではなかったのかもしれませんが、それがベストな道だったでしょう。

「第一志望に届かなかったのは、我が子に実力が無かったからと言いたいのか?」

と殴られそうですが、全くその通りだと思います。


仕方ないですよ。12歳なのですから。その歳ではまだまだ人間力を発揮することは出来ないですから。


お母様が結果を嘆いているとそれが子供に悪影響を及ぼすことがあるかもしれませんが、それすら殆どないですよね。お母様が沈んでいても、子供は楽しんでいるでしょう。


私は私立中学の入口と出口の両方に立っています。だから中学受験の合否が、その後に与える影響は極めて軽微だということも知っています。


私は大学受験も受け持っているので、中学受験なんて取るに足らない練習試合だということを大袈裟ではなく知っています。練習試合ですから結果はどうでもよいのですが、この試合に参加出来た意義は大きいですよ。


人生の初陣を飾ることが出来なかったかもしれませんが、中学受験の経験は今後の人生に大きな財産となっていくことでしょう。

お母様にとっても、掛け替えのない素晴らしい想い出になりますよ。こんなに苦しくてツラくて・・・そして楽しい出来事なんて、そんなに多くはないものです。


次の戦いは正真正銘の本戦です。総力戦となります。薄っぺらい学力ではなく、人間力の戦いになるでしょう。

大学受験では、お母様が軍師となることはないでしょう。しかし、重要な補佐官であることには間違いないものです。

次の戦いまで、暫しお楽しみくださいませ。


いくた