数学の新課程の分野として、数学Bで統計的な推測がある。ずっと教科書には載っていたのだが、原則高校では履修しない分野であった。今年度から共通テストにも採用される。
世の中には優秀な人がいて、しばしば「バケモノ級の頭脳」と言われることがある。ここで一つの仮説が生まれる。
”あれは本当に人間ではなく、バケモノではなかろうか?”
この推論に対して、統計的手法を用いて検討してみる。
数学の授業でのこの分野を学習した生徒は、仮説検定のところで有意水準5%の場合、z=1.96という数値が度々使われたことを覚えているだろう。
z=1.96を偏差値に換算すると69.6となる。つまり、人間ならば偏差値は69.6までに収まるはずなのだ。それ以上の偏差値を出す人は、人間であることの棄却域に突入することになる。つまりあれは人間ではない。
結論:偏差値が70を超えるような人は、既に人間ではない
いくた