偏差値の高くない学校とは、どこのことなのか | 中学入試と医学部入試の道の駅

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偏差値の高くない学校というのは、どういった学校のことだろうか。

 

中学受験のメッカである関東地区では、割と中学受験の裾野は広いし、その現状が認知されていることも多いだろう。

それでも・・・「偏差値50は誰でも入れる中学」だとか、そんな誤解もあるでしょ。

偏差値60以上の学校だけでもたくさんあるのだから、偏差値50くらいのところなんて、勉強しなくても入れると思っている親御様もきっといることだろうね。

 

東海地区ではまだまだ中学受験の認知度も低くて、今でも言われるのだわ。

「東海中学なんて少し勉強すれば入れるのでしょ」

そういう風に聞かれたら私は何と答えるか・・・

「東海中学に入るための勉強なんて、ほんの少しだけですよ。ほーーんの少しだけ(笑)」

知らなくてもいい世界のことは、知らせなくてもいいでしょ。

 

しかし、現実的に、偏差値50程度の学校は簡単だと思われている。

日能研の偏差値で50程度というと、名古屋中学・愛知淑徳・南山男子・海陽

三重の強豪の高田も偏差値53だから。

この辺りは、誰では入れると本気で思われていることがある。それもかなりの頻度で。いやいや、この辺りの学校なんて、それこそイッパシの学校なのだから。

 

そこで上の記事の内容について考えてみる。

”激しい受験準備をしないで、その子供が無理なく可能な範囲で、入学できる中学に入る”

という作戦を取るご家庭もある。これには私は賛成である。

例えば・・・

・習い事の延長線上みたいに少しだけの時間で受験準備をする

・一年間だけでやれるだけやる

・夏休みから半年だけ個別指導塾でやってみる

そういうのに賛成ですよ。

 

ただそれで偏差値50の学校に辿り着ける可能性は決して高くはないからね。ちゃんと行き先を考えておけるのであれば。学校の名前ではなくて、親の見栄でもなくて、子供の未来を考えてのことであれば、私は大賛成だし、そういう受験のサポートは私の得意分野よ。

 

いくた