正しく定義を述べられるか | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

お算数のお時間には、円周率について学習する。

円周率=3.14と学習するのだが、そもそも円周率とは何なのだろうか。

今年度の藤田医科大学、ふじた未来入試(総合型選抜入試)では、なんとこんな出題があった。

 

円周率の定義を述べよ

 

私が小学生だった頃、円周率を3.14と言ってしまうと、小学校の担任の先生に叱られた。

円周の長さ=直径×3.14ではなく、円周の長さ=直径×円周率

と言わないといけないルールだった。

 

もちろん円周率の定義といえば、

”円の直径の長さに対する円周の長さの比率”

とか、そんなようなことを答えておけば大丈夫なのだが。

 

意外と急に聞かれると、焦ってしまうものかもしれない。

実際にふじた未来入試で合格した生徒の中にも、この問題に答えられなかった人がいる。驚きかもしれないが、何が何を意味しているのか、正しく理解することの重要性が伝わっていないこともある。

 

中学受験の算数であれば、本当に分かるよ。

子供に尋ねてみてほしい。”円周率とは何でしょうか”

その答えが、"3.14!"以外の答えであれば、正しく勉強できている証拠であると思います。

 

いくた