中学受験の勉強をどのように4 | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

中学受験を乗り越えた生徒の多くはサラブレッドです。弱冠12歳で受験を乗り越える術を体得しているのですから、その先の勉強も自ずと最適化することが出来るものです。

その実力は、大学受験のときに、公立ルートを歩んできた人達が一貫校勢に対して壁を感じることがあるのですが、その原因は相手がサラブレッドであるからです。

 

ただ、本当に中学受験で学習方法を間違って認識してしまうと、とんでもない状態が待っていることがあります。私も何度も指導で苦しめられた状態です。

 

受験問題というのは、考えて解く問題なのですよね。考えれば解けるんです。

初めは解けなくても、考えて、解いて、間違って、直して、また解いて、修正して・・・いつか会得できるものです。受験は頭を使うものなのです。

 

ところが、頭を使うことを拒絶する人がいるのですよ。考えないのですよね。

”解法は先生に教えてもらって、それをマネすればよいもの”

と思っているわけですよ。

 

大学受験指導では、大学入試の問題そのものの解き方を教えているわけではありません。もちろん過去問を使うこともありますが、自分の受験する大学の問題が分かることはないですよね。

大学入試の問題を解くためのタネを教えているだけなんです。最終的にはその適応については頭を使ってもらうしかありません。

頭を使って問題を解く過程には、当然私達の指導が活きてくることになります。

まず、頭を使ってもらわないと、起点に立つことすらできません。

 

昨日の記事で、東海高校の生徒を、最上位層・国際優良株・深海魚に分けました。

最上位層は、中学受験の当時にどんな勉強をしていたのかというと、人によってまちまちだと思います。この層には、学習方法など外部環境はあまり関係ありません。頭の使い方がよく分かっている人々です。優秀な頭脳なのですから、余すことなく使いますよね。


国際優良株と深海魚を分ける要素、つまり頭が使えるか使えないかということの差になります。幼い頃の学習習慣が由来であったと感じます。だから、この層を分ける要素の一つとして、どの塾で中学受験を迎えたのかということはあります。


この層では、出身塾の違いによる学習能力の違いは出ていると感じています。

私がこれまでに医学部受験で大きなトラブルを抱えた例というのは〇〇塾出身者が多いんですよね。って感じです。

 

塾選びなんて中学受験に向けたものだけで考えれば、そんなに大差ないでしょ。でもその後まで考えれば、大きな差がありますよ。

 

いくた