もう見込みのない人へ | 中学入試と医学部入試の道の駅

中学入試と医学部入試の道の駅

小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

この時期になると、高校三年生の中には浪人が確定的になる人もいる。浪人生の中にも今期が絶望的になる人もいる。そんな皆さんに、浪人生の28年先輩である私からお話したい。

今の時期、何をすればよいのかということ。まず絶対にやってほしいことは、今期の受験を最後まで戦い抜くこと。それは、もしかすると奇跡が起きるかもしれないということでもあるが、奇跡が起きなかったとしても、来期への大きな糧になる。
本気で戦えば、討死したとしても、その戦いの要所は分かってくるというもの。これが来期に利く。

そして一年後の戦いは、既に始まっていることを認識すること。今が大切なんだよね。
また四月になってから、来期のことを考えようと思っているのなら、もう遅い。
実際に私が予備校でみている感じでは、4月から9月くらいの間には、成績の入れ替わりは非常に少ない。つまり、先行していた生徒は順調に伸びて、そうでない生徒はそうではないことが多い。
ようやく10月頃に入れ替わりも始まるのだが。

浪人生活の半分は4月までに決まっているものだと思ってほしい。

一浪生で、今期の成果が不十分だった生徒はそれが分かるよね。どこが反省点なのか、どこに甘さがあったのか。

今期の受験のツメの段階である今日だが、もっと先の戦いにおいても重要なときだ。

いくた