昨日の問題の解答編です。
こんな感じに解いてみました。
これが易しいかといえば、易しくはないのだけど、難問かといえばそうではないでしょう。
昨日の記事の中にある洗足であれば、解けないと合格できないのではないかと思います。
中学受験生の相似形は、いわゆるピラミッド型か砂時計型のどちらかが大多数を占めているので、平行な辺が存在しない相似形は珍しいといえば珍しいのかもしれません。しかし、現代の中学受験ではこの形もメジャーですよね。もう研究が進んでいる形式の図形問題だと思います。
この形は、中学生での円周角の定理や高校での方べきの定理などに繋がる相似形なので、重要なものでもあります。
こうしてみると、どんどん中学受験の形式は広がって、難度も高まっているものでしょう。今では難問も揃っている東海中学の問題も、私が受験していた35年前は、そんなに難しい問題ばかりではなかったですね。
研究が進んで、解法が定型化されると、中学側は更に思考力を問うべく新傾向の問題を提案してくるでしょう。
これをいたちごっこという人もいますが、私は悪くはないことだと思います。
中学受験が発展的に進化し続けて、それを目指す生徒に好奇心という名の刺激を与え続けてほしいと思っています。
いくた
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