私は予備校では担任もしているので、生徒の学習計画作りを手伝っている。
時間割では、授業の時間もあるが、空き時間もある。授業時間あとに自習の時間もある。その時間にどのようなことをすると一週間がうまく回っていくのかを考えながら、バランスの取れた学習ができるようにサポートしている。
その際に、まずやってもらうこと
①期限付きで必ずやらねばならないことを列挙する(例:毎週月曜日までに英語の予習をする)
②期限はないが、毎週やらねばならないことを列挙する(例:毎週、数学のまとめノートを作る)
③必ずではないが、やっておきたいことを挙げておく
最初から時間割に組み込んで、緻密な計画表を作るのではなく、まずはザックリとした輪郭をつくりあげていく。緻密すぎると、計画に縛られてしまい、逆に学習のバランスを崩してしまうことがあるから。でも学習計画を立てないで場当たり的に学習をしていると、長時間勉強しても効率が上がらないことも多い。
学習計画は立ててみてもうまくいかないこともある。しかし、その場合には変更すればいいだけ。計画を立てる意味は、自分の学習スタイルのどこに問題があるのかを可視化して最適化するため。
究極的には、計画は変更するためにあるというもの。
いくた