予備校のテキストを完璧にすること | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

先日、大手予備校のテキストをみましたが、年々難しくなっているのではないかと思います。

これはおそらく、予備校間で難しさ争いをしているのではないですかね。

やっぱりテキストが難しい予備校の方が、いい予備校のように思えますよね。難しいことをやってくれる予備校の方が、学力を伸ばしてくれそうな気がしますが。

 

でもちゃんと高校課程を総復習するのであれば、根本的なことから積み上げていった方がいいですよ。

「問題集は自分で解けるのだけれども、表現が変わると解けなくなる」

という話はよく聞きますよね。それは問題を解いているのではなく、解かされているようなものです。道理を得て実行しているのではなく、何となくこなしている状態ですね。それを継続してしまうと、残念な結果がみえてしまいます。

 

大手予備校のテキストは、上位クラスではなくても十分以上に難しいものです。これを根本から理解できることを目指してほしいと思います。テキストの内容であれば、どんなことでも答えられるようにしてほしいのです。ただ問題が何となく解ける状態ではなく、理由を以て解答できる状態です。他の言い方をすれば、授業で先生がやった解説を自分でもできるくらいの状態です。

 

予備校での一週間のルーティンはとても多いものです。テキストの予習復習だけで一杯一杯でしょう。とりあえずは他の問題集をやることなどは考えずに、テキストの王者を目指してください。

テキストの王者を目指す過程で、例えばチャート式を参照することで補助になるのであれば、参考書を使ってもいいと思います。

テキストの王者になることは、かなり難度の高いものですよ。そもそも高校3年分を3ヶ月くらいで復習するのですからね。

 

 

そして、メルリックスのテキストは、大手予備校と比較するとだいぶ易しくなっています。「このテキストで医学部受験は大丈夫なのか?」と思われたりすることもありますが。実際に学習に関しては・・・

 

大は小を兼ねない、大は小で構成される

 

というものですからね。

 

私達は毎週チェックテストをやっているので・・・それが分かるということは、これが出来るということに繋がっていないといけない

 

といったチェックができるものです。テキストの内容が易しいので、入試問題の構成要素を正しく取り揃えられるものです。

どこが分かっていないから入試問題が解けないのか?

という診断がしやすいのですよね。

予備校のテキストは、単体での価値ではなく、授業や取り組みと融合して価値を発生するものです。

 

今年は全員合格を狙っています。

 

いくた