奇跡的に医学部受験に勝利することってあるのですよね。~勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし~とも言いますが、不思議の勝ちの一つだったとは思います。
彼女を教え始めたのは一年前、高校2年生の冬でした。英語は驚くほどできますが、理系科目はなかなかに苦労している様子でした。それから私も必死に教えたのですが、数学や化学の理解には苦しんでいましたね。
結局、理系科目の評定を確保することも難しく、予定していた大学の推薦入試への出願を断念して、別の大学の推薦入試に出願することとなります。
結果として、それが功を奏することになりました。
当初予定していた推薦入試は、今年度は出願者も多く、彼女の得意の英語も活かしきれないことも考えられました。それが出願できなくなって、結果として合格出来る方向に向いていったのですから、世の中何が幸いするのか分かりません。
感じたのは、私自身が指導が合格に寄与できる割合はとても小さいのだということ。
この入試を成功に導いたのは、彼女の運が強かったということではありますが。彼女の諦めない・へこたれない・強い精神力が支えたことは間違いありません。理系科目の壁に何度ぶち当たっても、彼女は最後まで当たり続けました。推薦入試の数学でも彼女は苦しみましたが、最後に取り切った問題は、私の直前指導で偶然にもやっておいた問題だったのですね。それが取れなかったら合格できなかったでしょう。
気持ちで掴んだ栄冠だと思います。
医師になるには、石のような意志が必要なのですね。意思ではなく意地ですかね。
いくた
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