今が大切な時期だから | 中学入試と医学部入試の道の駅

中学入試と医学部入試の道の駅

小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

 

医学部入試もほとんどの日程が終了しました。合格できた皆様、おめでとうございます。これからが本当のステージです。奢ることなく、日々精進して、立派な医療人を目指してください。

 

合格出来なかった皆様、お疲れ様でした。

 

医学部以外のステージに立つことに決めたのであれば、その道に邁進してください。私も大学受験では第一志望には届きませんでしたが、自分の来た道に少しも後悔することはありませんでした。自分の決めた道で最高に輝いて、素晴らしい人生にしてください。

 

医学部にリトライすることに決めたのであれば、急いで準備を始めてください。

2浪目以上の人は知っていますね。春の成績順は、秋まではなかなか変わりません。全員頑張るからです。勝負を付けるならば、あと1か月で自分を高めておかないとなりません。もう受験前300日になっています。今日から始めてください。

 

 

他の道に行くかリトライするか迷っている人。その決断は難しいのですが、こう考えたらどうでしょう。

 

受験生としての勉強量はとても多いものです。しかし、大学生の勉強量も決して少なくないどころか、凄く多いものです。しかし受験生の勉強はつらく厳しいもの、大学生の勉強は明るく楽しいものです。その違いは何でしょうか?

それは、未来に向けて道が開けているか、そうではないかの違いだと思います。大学生は自分で選び取った道の中で未来に向けた勉強をしているのに対して、受験生も未来へ向けた道の中にいるのですが、そこに霧がかかっているのですよね。だからつらい。

 

もし、医学部への道を諦めて他の道に進むとしたら、その霧は晴れるのかということです。

自分の人生を考えて、それが最善の選択だと思えるのならば、きっと他学部での大学生活は充実したものになります。医師だけが幸せな未来ではないでしょ。

しかし、医学部に未練があるならば、未練という名の霧は、どんどん深くなっていくものです。それで大学生活が充実したものになるでしょうか。残りの人生60年を豊かに生きていくことはできるでしょうか。

 

私は大学受験では第一志望には入れませんでしたが、まったく未練のない受験であったと言い切れます。そして、大学生活も本当に楽しく充実したものでした。第一志望が他にあったことを思い出すことも、殆どありませんでした。

 

 

 

ここに書いたことは私の受験指導員としての最も重要な考えです。

受験に後悔を残させないこと。これは合格しても、そうでなくても、です。

 

いくた