偏差値はある程度は必要だろうけど | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

 

 

この質問箱に答えているのは、名古屋出身のうちの予備校のボスです。

 

なるほどね。この質問者様には感じることがありますよ。

一浪で偏差値59というのは、よく頑張っているといると思いますし、医学部を狙える状態じゃないですか。

 

偏差値60以下では、河合塾の合格判定はすべてE判定になっていまいます。(川崎医科だけはDが付きますが)60を超えて始めてDが付き始めます。

でもそれで合格できないということではないですし。

どこの予備校でも同じだと思いますが、河合で偏差値59くらいあって合格に絡めないのであれば、その予備校は潰れてしまうと思いますよ。いくつかの予備校を渡り歩いている私はそう思います。

 

世の中には偏差値の高い種族もいるものです。

河合塾の記述模試が行われると、私は数学の答案をコピーして、すべての生徒の採点を即日行うことにしています。

今年の生徒の中で、第三回の記述模試で満点の生徒がいました。それも全く非の打ちどころのない答案です。不足しているわけでも過剰なわけでもない、必要なことだけを完璧に論述する答案でした。偏差値は4科目平均で80.3

ここまでくるとチートじゃないか?と疑うものですが、チートじゃないんですよ。何度もハイスコアを出してくるんです。

私は”マシーン”と命名しました。

 

そんな生徒も世の中には存在します。しかし偏差値が高いからといって、素晴らしい医師になれるとは限らないでしょう。偏差値が高い医師と、背の高い医師はどちらが良医なのか?という程度じゃないですかね。

 

偏差値59というのは、おおよそ上位18.4%を意味します。そこまでやってこれる能力があるのならば、あとは創意工夫で医学部受験も医学部の勉強もやっていけるのではないかと感じます。

ここで、ちゃんといろいろと考えて、この壁を越えていくことも、医師への適性だと思います。

 

いくた

幾太郎は医学部入試に関しては、厳しいんですよ。医師になるのに甘いことは言っとれんでしょう。