”中学受験は個々に最適な進路を受験の神様が選んでくれる機会”
私はそのように書き続けていますが。時々神様のいたずらなのでしょうか。想定外にレベルの高い学校に合格してしまうことがあります。そういうときには身分不相応かもしれないと思いながらも、やっぱり合格した学校に入学しますよね。それは当然のこと。
そして意外とうまくいくことも多いのですが。そうではない例も数多く存在します。中学の時点で勉強についていけず、自己肯定感を失い、現世を虚ろな空蝉として生きている中学生になってしまっている場合。
その場合に親御様は迷いますよね。このまま高校に上がるか、それとも転籍を考えるか。せっかく合格をいただいた学校ですから。本当に頑張って掴んだ栄冠ですから。それを全うせずにドロップアウトすることは非常に心苦しいでしょう。
私もそういった生徒は何人か教えましたが、ドロップアウトして立て直した方がうまくいっていることが多いですね。結局、神経を擦り潰しながら高校生活を全うしても、その後に繋がらなければナンセンスですから。どんなに有名な高校を卒業しても、そのことだけでは何の役に立たないですから。
子供の経歴に傷が付いてしまうようで不安に感じている親御様もいるかもしれませんが。
私は医学部受験の世界に長くいて、いろんな経歴の生徒を受け持っています。普通の現役生や浪人生もいますが、再受験だったり社会人経験のある人だったり、高校を中退している人もいます。一貫校から転籍した生徒ももちろんいます。
ということですから、心配しなくても医学部に行くくらいのことはできますよ。
元々出来る生徒ですから、自分の生き場所が見つかれば自分色の華が咲くはずです。
いくた