今日は、中学受験生をもつご家庭の親御様に向けて書きます。
私には子供はおりません。ですから、受験生の親の経験どころか、親御様に掛かる様々な苦労をしたことがありません。
私は48歳ですが、多くの親御様は私よりもっと若いですね。そんな皆様が、中学受験生の親として本当に苦労されながら、苦悩されながら、子供のためを想って行動したり、行動するのを我慢したり・・・そういった姿を幾度も見てきました。
もし私に子供がいたら・・・中学受験指導の仕事はできないと思うんですよね。客観視できなくなってしまうから。シンパシーを感じるから無理じゃないかと思います。
そのくらい中学受験の世界は苛烈です。もちろん子供自身にとっても苛烈ですが、親御様にとっても大変なところです。
こういった言い方には語弊があるかもしれませんが。子供が大変なのは勉強だけです。その他全てを背負うのは、親御様の役割です。有形無形に様々な困難と立ち向かわねばならない。それはたぶん、受験まであと1か月と少しに迫った今でも。
そして今日、この記事に書きたかったことなのですが、急に今の時期になって、いろんな問題が発生することがありますよね。想定外の事態に見舞われていることも。
今までは成績の上下で一喜一憂とかそういうものでしたが、考えてもいなかった問題点に当たっている場合も多いです。それが結構たくさんの御家庭で起こってくる時期です。
しかし、そんな問題も、あとどれだけか後には、素晴らしい想い出となっていきます。こんな親子共闘の時間は二度と訪れません。まあ何度もあったら素晴らしい想い出ではなく、苦悶の記憶になってしまうけどね。
合格できたとかそうではなかったとか、そういう結果は発生しますが。
この記憶は一生消えない財産となるでしょう。親御様にとっても子供にとっても。
今日本当に書きたかったこと、それは残りの日々を楽しんでほしいのですよね。楽しむどころか不安でゆっくり休むこともできない状態であることは重々承知の上です。でも親御様が楽しんでいただければ、子供も楽しい気持ちで受験に臨むことができるでしょう。
子供を立派な受験生として育て上げることができたことは親御様の功績であることは間違いないですし、立派になった子供を受験会場に送り届けることができるのは、限られた親御様だけの勲章です。
中学受験では・・・親子バトルがあった、失敗もあった、葛藤もあった、迷いもあった、外野の騒音もあった・・・でも、
本当にかけがえのない経験だった、素晴らしい想い出だった、中学受験をさせて良かった、と思えるでしょう。
すべての中学受験の親御様
ありがとうございます。
いくた
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