今はそういう時期だから | 中学入試と医学部入試の道の駅

中学入試と医学部入試の道の駅

小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

今日は浪人生の諸君に、浪人生の26年先輩からお話したい。

 

おそらくは今のこの時期、つらい日々を送っているのではなかろうか。

勉強をすることの苦しみだけではない。

そこはかとなくこみ上げる不安・葛藤・焦燥感。体調不良に悩む人も多いだろう。

 

この一年、孤独な闘いの中にあった。自分ひとりだけが不幸だと思えてくることもあった。不毛の大地をたった一人であてもなくさまよい続けているような感覚。

特に今の時期に強くそう思えてしまうこともある。

 

”自分は何のために勉強しているのだろう” 

自分の将来のため、自分の夢のため。

決意して出発したこの道の意味も、揺らいで見えてくる。目的すら分からなくなっていく。どこから来たのか、どこへ行くのか。



浪人生という不可触民、アウトオブカースト、ヒエラルキーの最底辺でさまよう自分。何の業でこんな目に遭わないといけないのか。


ただ、26年前に地獄にいた先輩としての私の話を聞いてほしい。

この道を必ず通らないといけない自分であったことに気が付く日が来る。この道があなたの人生にとって大きな意味を為す日が来る。


仮にこの道を通らなかったとしたときの自分、そしてこの道の先にいる自分。それは同じ自分だが、別の自分。


現役で合格した人は優秀だ。それと比較すれば浪人しているあなたは優秀ではないことは厳然とした事実。しかし、比較的優秀でないということが劣っているということでもない。人生はそんな単純な構造式ではないから。


あなたの今の戦いは一人で孤独だ。ただ、孤独なのは一人だけじゃない。油断すると地の裂け目に吸い込まれそうになる自分を鼓舞しているのは、みんな同じだ。


そして私は、26年前の自分を応援するように、皆さんを応援しています。今日の記事も、26年前の自分に向けて書きました。


頑張れ!受験生


いくた