すべてが紙一重だと思う医学部受験 | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

世の中には優秀な人もいるから、医学部受験なんて余裕で合格する人もいる。でもそういった一握りの人を除くと、みんな紙一重の戦いになっていると感じる。

 

実力差はほとんどないと感じます。多少の違いはあっても、少しのアクシデントで入れ替わるものです。実力者でも、受験会場の魔物に喰われたら生きて帰ることは出来ません。

 

今の時点では誰も合格切符を持ってはいません。みんな平等な状態です。勝ち切るためには、試験当日自分の実力を出し切れる状態であることが重要です。

実力があっても本番に弱い人も多くいるものです。それでも実力を発揮するためにはどうしたらよいか。

それは、試験当日に信じられる自分であることです。

誰よりも強く望み、誰よりも厳しく律して、誰よりも妥協せずに努力してきた。そう思える自分が試験当日にいるのかということです。

そうでない自分では医学部入試は勝てません。これは精神論ではなく、技術論、実相論そのものです。

 

共通テストまであと85日ですが、一日一日一瞬一瞬を妥協しないことです。これは学力的な進歩の望むことに留まらず、合格そのもののために必要なことだからです。優先順位も必要なのですが、すべてを余すことなくやり尽くす、燃え尽くす自分であってほしいのです。そうすれば、入試の魔物に呑み込まれそうになっても、踏みとどまることができるでしょう。

 

これまでの受験への歩みがどうだったかは、とりあえず忘れましょう。ここから85日あれば、入試を燃やし尽くせる自分になれるはずです。今からがすべての勝負です。やれることは全部やってください。

 

いくた