多浪生は合格しても留年してしまうのか | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。


私の教え子には多浪生もいるし、再受験生もいる。毎年私が担当する生徒はそういう人々がとても多い。普通の一浪生や二浪生よりも、成人している人の方が多い。ペンネーム幾太郎もそれを基にしているから。

多浪生が留年してしまうことが多いという事実は、間違いではないことなのだろう。おそらくは厳然とした統計的事実として認めないわけにはいかない。そのため長年にわたり多浪生は医学部入試で差別を受けてきた。

しかし私の中での統計的事実としては・・・

「留年しそうな奴はするし、しなさそうな奴はしない。それは年齢には関係ない」

もう医学部に入ったときにだいたい察しがついています。現役でも留年しそうな人はしますし、多浪でもストレートに行けそうな人はそうなります。

学力との相関からすると、英語の成績が一番留年率に関係あると感じます。しかし、それもあまり大きくは関係ないと思います。
英語が苦手で六浪した末に医学部に入学した元生徒が、先日予備校に来てくれたのですが、優秀な成績でストレートで医師免許を取り、研修中でした。
たぶん優秀な学生になるだろうと予備校の先生方は思っていましたし、実際にそうでした。


以上から私の見解は、
多浪してしまう性質と留年してしまう性質は似通っているものはあるので、お互いに相関はあるが、必ずしも一致しているとはいえない。

いくた