大学受験生であれば、宿題とは上記のような考え方で当然だと思う。高校によっては提出義務のある宿題を受験生にも課すところもあるが、それは進学に力を入れていない学校であるか、または課題得点を与えることにより留年危機を助ける意味であろう。
ところが、これを中学受験塾に置き換えて考えるとどうだろう。ちなみに、私が中学受験で通っていた塾は今は亡き河合塾GCであるが、宿題は一切なかった。
しかし、今の受験塾で宿題なしのところはかなり少ないのではないか。普通に考えれば、上位生にとっては労務的課題は自主学習の妨げ以外の何物でもない。それでも労務的課題がないのは親御様にとっては不安なのだろう。
もちろん中位下位の生徒は労務的課題がなければ勉強時間が減ってしまうし、そんな塾は親御様から支持されるわけがない。
しかしながら、宿題がやれなくて、写経して出すようなことになれば、学習ばかりでなく、心にも傷を負ってしまうことにもなりかねない。
私ならば、三者面談などをして、個々に宿題を決めるだろうな。自己申告制で。
例えば・・・毎週各単元の練習問題を提出、漢字ドリルを5ページ、など
個々に自分で決めた学習を、自分で守らせる、管理させる、そういうのが受験勉強だものね。もちろん余分にやってあれば褒めてあげれば良いし、週によっては自己管理上変更が必要だったら認めてあげればよい。
私は、宿題のない塾出身で、宿題のない高校出身ではあるのだが、宿題に関してはかなり厳しい。上に書いたことも宿題に対してなおざりな態度ではいけないと思うから、自己管理を導入したいと思っているのだ。
もちろん医学部受験生に対する宿題はかなり厳しい。この夏の宿題の出来はテストによって判定する。テストの出来が悪ければ、容赦なく怒叱られる。
医学部受験生は、医学部0年生だとみなしている。来春に進級試験を控えているのだ。医学部生であれば"出来るようにしてくるように"とオーダーされたら、涼しい顔でクリアせねばならないだろう。それが出来ないならば、適性外だと判断せざるを得ない。
いくた
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