またKiri先生のところにお邪魔します。
これは非常に重要な提言ですよね。限られた時間をどのように使ってゴールに向かっていくか、計画立案をする段階での計画性が問われるのが受験です。
高校数学は、数Ⅰ.数Ⅱ.数Ⅲという体系と、数A.数Bという体系があります。
数ⅠからⅢは、主に関数とそれに類する課程、A.Bはそれ以外です。
この中で、Kiri先生もおっしゃっているように、数Aはなかなか難しい分野です。主に確率と整数なので、複雑な公式も全くない分野ですが、だからこそ掴みづらい魔境です。しかし、根幹からは外れているので、後回しが利きます。出来ないなら棚上げにすればよいのです。
数Bはベクトルと数列です。こちらは現役生には苦手な生徒が多いのですが、浪人生はだいたい苦手ではありません。一旦理解すると、奥深くない単元だからです。他の分野とも関連はそれほどなく、点数が欲しければやればいいだけの分野です。
そして根幹となる数Ⅰ〜Ⅲに関してですが、これはKiri先生のお話と若干ズレるのですが、私は数Ⅱを重視すべきと考えています。
数Ⅰのメインは、二次関数と三角比ですが、これは数Ⅱをやることで復習できる部分が多いと思います。
そして、数Ⅲは、複素数平面、二次曲線、微積分ですが、これは多くが数Ⅱと被っています。
数Ⅲは理系数学の王様で、難しいと思われているのですが、数Ⅲは伝統工芸のようなもので、やることは職人芸のように決められています。これを難しく思わせているのは、数Ⅱが不十分であることで数Ⅲのポイントが掴めなくなってしまっているからだと感じています。
数Ⅱを正しくやれていると、数Ⅰもやれていることになる部分が多いですし、数Ⅲの学習にも連結させやすいと思います。
いくた
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