秋期入学案がとうとうきたね | 中学入試と医学部入試の道の駅

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昨日からのニュースでは、秋期に年度始めを移動させる案が国会や知事会で検討され始めたとの話がでた。

様々な問題点があるが、テレビで話されていた問題点の中で、❓なやつをあげておく。

①オリンピックと入試が重なるとよくない

こんな状況でオリンピックの影響を考えていることも❓なのだが、別にオリンピックと入試が重なったところでたいしたことではないだろう。交通渋滞とか、そういう問題くらいは生じるだろうが。

②海外と学期が合わさると、優秀な学生が海外流出する懸念がある

この意見が本当ならば大変な問題だが、本当に優秀な学生は、学期がどうだろうがあまり関係ないのではないだろうか。
国内大学がそんなに脆弱なコンテンツしか持ち合わせていないならば、学期がどうこうに関わらず大問題だ。そういった問題があるならば、逆に問題解決のための好機ともいえる。

③来年の入試で、受験者が1.5倍になってしまう

いやいや、そこはいじらなくていいんじゃない?というより、それはいじれないだろう。
今の法律では、4/1までに6歳の誕生日を迎えた子供が同年4月に就学することになっているはずだが、法律を改正して4/1までに誕生日を迎えた子供を同年9月に就学させることにすればいい。
今の学年枠は維持すればいいだろう。学年の切れ目と誕生日の切れ目を合わせたいならば、将来的に少しずつ移動させればいい。


年度始めを変更することは、メリットもデメリットもあるとは思うのだが、論点は早く整理して可能性を論じてもらいたい。上のような意見を聞くと、まだ状況が混乱していて、要点整理がついていないように感じる。

いくた