Hについて考えてみたⅡ | 中学入試と医学部入試の道の駅
新型コロナウイルスに関する情報について

中学入試と医学部入試の道の駅

小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

昨日の続き

ちなみにZでは東海中学のR4偏差値は59、Hでは合格率80%偏差値は56である。これだけを見ると、Hの方がレベルが高いように思えるのだが、実は偏差値の付け方がHとZでは異なる。
Hは平均偏差値、Zでは合計偏差値を採用している。

Hの偏差値は簡単。全教科偏差値60ならば、トータルも偏差値60。
Zの偏差値は全教科60でも、合計得点で偏差値を計算し直すので、トータルだと偏差値62くらいになる。ブログ記事でも「4科偏差値の計算が間違っていないか?」と疑問に思う親御様もあるが、それは実は間違っていない。

画像検索して公開の成績表をパクってきた。
(画像をパクるのは、リテラシーからあまりよくないよ)





これはHの公開


これはZの公開


この二つをご覧になると分かるだろう。
Hは普通に2科目の偏差値を足して2で割ったものが評価になっている。
対して、Zは総合も2科目も平均より高くなっている。これは偏差値を合計点により再計算しているためだ。

このことから、Zの偏差値59と、Hの偏差値56とは、実質的には1くらいの差しかないと思われる。

このことは、Hの母集団の優秀さを加味すると、東海中学の偏差値が高過ぎるのではないかと感じる。実際に灘中の偏差値は、ZとHでは7の差がある。これはHが灘をメインターゲットにしていて、十分に押さえ込みが図られていることを意味するだろう。
対して、東海中学は3の差しかないことは、まだまだ東海地区の押さえ込みが十分ではないということだ。


以上から私の結論。

Hはまだ東海地区狙いの方向性が十分には取り切れていない。東海地区だけを受験したいと思っている人には、お勧めできるということではない。
もしも、関西最難関を視野に入れていたり、他の塾では物足りなさを感じていたりするならば、Hという選択肢は大いにありうる。

いくた

私の記事を読んでいると、数学の先生っぽいよな〜って思うでしょ。何でも数字で読み解こうとするんですよね。
こういう性格の人は、逆に数字に騙されてしまうこともありますからね。