私が入学した当時は、無茶苦茶な学校だった。自立とか自考とか自調とかじゃなく、ただの大混乱の学校だった。
今でも他校と比較すれば混沌系動物園であることは間違いないが、昔と比較すれば落ち着いた進学校の一角になった。
私達の頃はそれこそ大正時代の建築並のボロさであったが、既に綺麗になっている。まあすぐにボロるけど。
学校の周囲も綺麗になった。先生方が休憩していたホワイトローズ(喫茶店)はなくなり、東海生の溜まり場だったヤマケン(パン、カップ麺、お菓子などの店)はなくなり、これまた東海生の溜まり場だった昔ながらのゲーセンLSIもなくなり、通学路になぜか存在していたストリップ劇場銀映もなくなり、あの混沌系の象徴だった車道商店街も整備されている。変わらないのは岩正くらい。
当時と比較して、学校内外のコンテンツが整備されたのだろう。国公立医学部合格者数12年連続トップだということだけど、私達の頃にはそんなことは想定していなかったな。サタプロとかカヅラとか、東海らしいコンテンツも充実できていることは素晴らしい。
でも、このブログをお読みの皆様は、私が時々東海をディスっていることをご存知。それは表面上の偏差値や大学合格実績なんかに影響されて、個々に適した中高生活を選択出来ないリスクを考えての話。
もしもこんなリスクだらけの学校を積極的に選択してくださるのであれば、私達同窓生にとって嬉しいことこの上ない。
東大を目指すのも医学部を目指すのも、本人の自由であって、自然にそうなればそれもよいし、そうならなくてもそれもよいと思われる御家庭には是非来てほしい。
いくた