共学か別学か | 中学入試と医学部入試の道の駅

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男子校出身者として、この話はしておかないといけないですね。

日本は共学の高校が95%。別学はもう絶滅危惧種並みです。歴史ある男子校も共学化の波に押されています。洛南、西大和、愛光、附設までも共学になったことは、将来的には本当に絶滅してしまう可能性すら感じます。

別学については理解されていない面が多いと思います。中高生のときに同性だけの学校であることは、良い面も悪い面もあります。

まず、学問の面についてです。こちらの記事を読みながらお話をします。


少数の男子校出身者がとてつもない数の難関大学合格者を輩出していることは間違いのない事実です。この記事内の上位ランキングで共学のところは、最近共学化された学校も多いので、やはり別学優位は間違いないところでしょう。

この記事の中に、男子校では男子に向いた指導方針に最適化されてきたことが、歴史のある男子校の優位を形成しているということが書かれています。
しかし幾太郎にはその真偽は分かりません。なぜなら、私は男子校でしか中高時代を過ごしたことがなく、比較できないからです。
ただ、事実として大学受験では別学優勢ということは間違いないので、それはとりあえず認めましょうか。

そして、別学に関して心配されていること、異性との関係にその後の人生で障害となることがないか、ということですよね。これも私の経験と私の周囲から聞いた話を基にお話したいと思います。

男子校では女子との付き合いが全くない子も多いわけです。私もそうでした。大学に入ってからそのことで困ることがあるのかないのかというと・・・あることはあるが、そんなにない。

私も大学一年のときには、異性との距離感に慣れずに苦労した面もあります。しかし、それも最初のうちだけですね。東海高校の先生にも話を聞いたことがありますが
「大学に入りたての頃は、女子から少し優しくされると"あの子と結婚する"とか言う勘違い野郎もいるが、しばらくするとそんなことはなくなる」

大学時代を思い出すと、誰が共学出身で誰が別学出身なのかは、それを聞くまでは分からないことがほとんどだったし、社会人になってからは余計に全く違いは分からない。

そして周囲の話を総合すると
「私達は少なからず女性関係で失敗する。しかし大失敗することは少ない。のちに酒のつまみになるような失敗談ぐらい」

私の中での結論はこのようなものだ。この結論ならば、共学出身者も同じようなものじゃないかな。

余談ではあるが、同窓会に行って聞いたことで一番酒のつまみになったのは、今池のニューハーフに入れ上げるやつの話。私は思わず言った。
「女で失敗する奴はいるけど、男で失敗する奴は珍しいな」

いくた