これから先の精神的問題 | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

中学受験、決戦の土曜日まであと40日。四年生くらいから歩み始めたのであれば、1000日のうち残り4%となった。

これまでの96%の日々は、子供のある特性により進捗に優位を保つことがある。その特性とは、マセガキであることだ。

精神的に大人であれば、中学受験は優位に進めることができる。これは私の経験からすると、本来の能力の有無すら凌ぐほど、大きな影響を与えることすらある。
そもそも本来の内蔵された能力を発現するのには、マセガキ度は必須ではないとしても、あるとかなり有利だ。

しかし、この時期から先、直前期にはマセガキであることはネガティヴに働くことがある。
彼等彼女等は、受験というものをよく理解している。1000日戦争の結果がこの瞬間に至極されることが分かっている。周囲も普段とは異なる仕様になり、親御様も色めき立つ。
その結果、精神的なバランスを失っていくことが散見される。特に女の子だね。この地区では、南女を受験する生徒が危ない。精神的に大人であることが多いし、倍率の高さに親御様も不安になるし、その気持ちが伝播してしまうし。

逆に精神的に幼い生徒は、緊張感による影響を受けにくい。いつもと同じように受験会場に向かうのではないかと思う。

こうした直前期のメンタルケアの問題は、私は解決の手段を持ち合わせていない。ただ、これから先、様々な症状が現れることがある。
女子ならば生理が止まったり、夜中に目が覚めて眠れなかったり、逆に朝の目覚めが悪かったり、長時間手を洗ったり、今まで出来ていた問題が解けなくなったり。

そういうときには、まずお母様は慌てないで欲しいのです。慌てると危機感を増幅してしまいますから。こういったことは多かれ少なかれあり得ることです。"お母さんは全然心配してない‼︎"という態度でいいです。
ソッと声をかけてあげてください。
「不安なのはみんな同じだから大丈夫」

私は全員が実力を出し切れることを祈っています。

いくた