東海中学の方針2 | 中学入試と医学部入試の道の駅

中学入試と医学部入試の道の駅

小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。


昨日の記事の中で書いた内容。中学受験の調査書に五年生と六年生の欠席日数を記載するようになったことだが、他校とのフォーマット統一ではないかとメッセージを頂いた。なるほど、それならば納得できる。

東海高校の文化として、多様性を認めることは必須なこと。

東海では

学業を頑張るも良し
授業中は体力温存で眠っていても良し
部活に嵌るも良し
記念祭に賭けるのも良し
水連会でカナヅチも良し
趣味や習い事も良し
変わり者も良し
一芸に秀でるのも良し
何の芸もないのも良し
障碍があるのも良し
見た目がおっさん過ぎて場外馬券売り場にいても全く咎められないのも良し
年越しが雀荘も良し
変態過ぎて意味不明なのも良し
昼飯で岩正に抜けて行って叱られるも良し
金城に忍び込んで叱られるも良し
音痴で音楽の時間に笑わせてくれるのも良し
運痴で体育の時間にコケまくるのも良し
成績が悪くてもこっそり東大受験するも良し
結局三流大学でも東大出身の奴と同窓会で普通に酒呑んでいて良し

(いくつかは幾太郎本人)

そんな学校なんだよね。そうすると全員が変わり者になるから、逆に変わり者が目立たない。学校にしばらく来てなくても、誰も気にしない。私も高校三年生のときに、いろいろ疲れてしまって三日くらいサボってたんだけど、なんと通知表では皆勤だよ。なんていい加減。

一様なイデオロギーを作ってしまうと、そこに適応出来ない人間が異端化してしまう。異端化する人は多様性文化の中ではきっと重要な存在であろうけれど、芽が摘まれてしまうことも少なくない。

しかし異端が集まったコングロマリットではそうではない。異端化エネルギーは多様性を認め合う中で増大して、それが様々な方向へと走っていく。東海高校出身者は医学部が確かに多いが、それ以外にも面白い方向性を見つけた人も少なくない。特に我々B群出身者。

認め合うと言っても必ずしも理解するということではない。理解できないことは放置するということ。排斥しないということ。

多様性を認める生徒と、親御様と、教職員があって成り立つのが東海文化。それがすべての源泉なんだよね。チンネンはそういったことを認めてくれているだろうから、その中で昇華された文化が発展して、更に社会に有要な人財を輩出してほしいと願っている。

いくた