文理選択に関すること1 | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

多くの高校で、一年生の冬に文系理系のどちらの道を行くかの選択があるだろう。私も先日相談を受けた。大きな分岐点だから慎重に考えたい。

私自身はバリバリの理系人間である。それは中学受験の頃から、電流回路を詳しく勉強しなくても、電流が流れる方の人間だった。
そして、理系を選択して、理系の大学大学院を卒業して、エンジニアになり、その後学習指導にあたっている。今は医学部入試関係をメインにしているのだが。

このようにバリ理系から助言させていただきたい。

安易に理系を選択してはいけない

文転は可能だが、理転は難しいので、迷ったら理系選択すればいい。という定説が巷に出回っているらしい。この考えには私は禿しく反対だ。

理系の道は厳しい。受験の難しさもさることながら、大学に入ってからの道が険しい。もちろん医療系は厳しいが、理工学部でも本当に忙しい。興味のない人が続けられる学問ではない。何となく文系は通用しても、何となく理系は無理だと思う。

仕事を始めてからも大変なことも多い。私は理系人間であったから大して苦にはならないが、そうでない人がこんなことを継続できるのであろうか。(続く)

いくた