昨年度の私の担当したクラスの生徒、合格した生徒もいれば駄目だった生徒もいる。駄目だった生徒の中には今年度は別の予備校に通っている生徒もいるのだが、中にはもう多分今年は合格確実だろうという生徒もいる。
うちの予備校は教科指導力はしっかりしていると思う。これだけ着実な指導を全教科的に展開できている予備校もなかなかないと感じている。
しかし、こうした指導が得点力に繋がり、合格力に繋がるまでには、時間が必要なのだ。学習という種蒔きが芽を出し実を結ぶまでには、タイムラグが生じてしまう。
結局、その部分だけ他の予備校に持っていかれて、うちの予備校よりも他の方が良かったという結論になってしまう。まあ、その逆の例もあるだろうから仕方ないけど。
この時期は、中学受験生も大学受験生も、総合的な学習が可能な時期で、全ての内容が調和へと向かう時期である。つまり、学習効果が高まっているということだ。
そして受験まではある程度時間があり、消化時間込みで受験に間に合う時期。今の学習効果が最も受験に関係する。
中学受験生は夏休み最後には、夏期講習まとめテストがあるだろう。大学受験生は9/1に#2全統記述があったり様々な模試があるだろう。しかしその模試では、最近の努力は評価されない。まだ消化時間を経過していないからだ。
しかし、この時期の努力は、今後入試までの間、ジリジリと利息込みで支払われる約束になっている。
その利払い可能な時期も10月前半までだと思ってほしい。そこから後は、もう消化時間に間に合わない。座して死を待つだけだ。
いくた
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