塾の選択について相談を受けたとき | 中学入試と医学部入試の道の駅

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妻と買物にいったときに「どっちの服が似合うと思う?」とか聞かれますよね。そんなときにはもちろん自分の意見なんていいません。妻はもう答えを決めた後に同意を求めているのですから。
妻が決めた答えを探り出して、それに同意する答えを言えばいいのです。自分で考えてはいけません。妻の答えが分かったら、
「そっちの服が断然ステキじゃないか」
と言っておけば、一日中機嫌が良いということになります。

中学受験を終えた御家庭では、中学受験塾の選択に関する相談を受けることもあると思います。そんなときにどのような対応をされるでしょうか。
私はそんな相談を受けたときには、極当たり前の一般論しか言わないことにしています。
「最近実績ではZが伸びてきているね。通いやすさではΣかな」みたいな。
相談を受けた時点で、相手は既に答えを決めていることが多いのです。だから、その答えを会話の中から探り出し、同意してあげればいいのです。

しかし、実際にうまくマッチするかは、やってみないと分からないじゃないですか。うまくいかなかったら、逆恨みされるおそれもあります。だから、相手の答えに8割同意して、2割のリスクがあると話しておきたいところです。うまくいかなかったときには、2割のリスクがあったからと言い訳できますから。

世の中に答えの決まっていない相談なんて少ないですよね。相談は話を聞いてもらって安心したいという心の欲求ですから。

いくた