中学入試にも論述式問題が増えていくだろうか? | 中学入試と医学部入試の道の駅

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中学入試は、論述式問題もあるが、やはり客観式、選択式、穴埋め式などの問題が多い。採点も手早くできるし、採点者による違いもないため不公平が生じることもないため、悪いことではないだろう。

一方、受験者に文章を書かせたり、解答内容を説明させたりする問題は、採点に時間がかかる。
公立一貫校などは作文課題も多くの学校で行われているが、合格発表までに時間をかけている学校も少なくない。東海地区では数少ない国立一貫校の名大附属中では、土日に試験を行い、発表は金曜だった。五日間かけて精査するわけだ。

関東地区の私立中学の合格発表は、多くが二日間以内に行われる。もし、これがもっと時間をかけることになれば、様々な面で混乱を生じるだろう。

それと比較して、東海地区の私立中学ならば採点に多少の時間をかけても、大きな混乱とはならないはず。ウィークデーには入試がないから。
あるいは論述問題を増やしていく方向性を出しても面白いのではないか。

作文などは本当によく分かる。その子のポテンシャルが一目瞭然になる。予備校の生徒でも、小論文を書かせれば、もう何も言わなくても分かってしまうよ。

これから更に論述力が重視されていくだろう。ただ答えを詰め込み式に暗記するだけのつまらない入試ではなくなるのかもしれない。

そして塾はまたやることが増える。お母様方は更に阿鼻叫喚地獄に堕ちる。

いくた