私が東海中学を受験したとき、おとんは全く無関心の様子でした。しかし、合格発表の時には、おとんは仕事を休み、おかんと一緒に合格発表を見に行ったということです。
見事に二月の勝者になった皆様、おめでとうございます。褒めてあげてください。ジャンジャン褒めてあげてください。この勝利体験は、また将来、勝利への渇望となり、力を与えてくれるでしょう。
そしてもう一つ、この戦いを通じて学んだ大切なことを伝えてあげてほしいのです。それは、謙虚な気持ちを持ち続けることと、感謝の心を忘れないこと。
この戦いは、あなた方の努力が勝利へ導いたのだけれども、あなたの力だけでは勝てなかったはずだ。周りに支えてくれる人がたくさんいたから、勝ち取れたものだということ。
そして、あなた方の勝利の影には、たくさんの学友の涙がある。その涙の上にあなたの学籍はある。学友に恥じないようにこれからやっていかねばならないこと。
二月の勝者になれなかった人。12歳で初めての入試を体験して、初めての挫折をして、苦しい想いをしているのかもしれない。でもこの戦いの勝ち負けは大したことじゃない。ここまで自分がやってこれたこと、それが素晴らしいことなんだから。
中学受験への道を最後まで進んでいくことは、誰にでも出来ることじゃない。選ばれた人だけが歩むことができる道。それを完走したことは、合否に関係なく目的を達成したと言っていい。
これから中学に入って学問の道は続いていく。そのときに「合格した人を見返してやろう」とか、そんな気持ちになってはいけない。そんな気持ちでは絶対に学問は成り立っていかない。学問はそういうものじゃないから。
学問を進めていくことは、相手を打ち負かすことじゃない。人を利して自分を高めていく道。自分の未来を探していく道。周りへの感謝の心と、謙虚な気持ちを育んで大人になっていく道。その結果、自分が何者なのかを見つけていく道。
今日は正直、何を書きたかったか分からなくなってきたけれど。受験の合否が決まった今から僅かの間に受験の成否が決まっていく。合否=成否ではないからさ。
いくた
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