金城といえば、純金の称号で表されるように、そのまま大学までエスカレーターで上がっていくものでした。私の知り合いで、金城から他大学を受験した人は知りません。
しかし、今日に金城は、他大学受験も増えてきました。かつては金城から医学部に行くなんて頭の片隅にもありませんでしたが、今は増えてきました。うちの予備校でも毎年平均1人程度ですが、医学部へ送り出すことに成功しています。
こういった状況ですが、先日一つ質問をいただきました。
金城学院大学には薬学部があります。将来、薬学部を希望するかもしれない可能性を考えると、金城学院中学の志望優先度を上げた方がいいのでしょうか?
これに関しては、私はそうは思わないとお答えしました。
理由としては、まず河合塾の偏差値ランキングで、金城薬学部は偏差値50となっています。薬剤師を真剣に志す女の子ならばこれをクリアすることは充分可能だと思うからです。
更に、詳しく金城の内部事情を知らないので何とも言えないのですが、偏差値50以下で薬学部の推薦権が得られるのかもわからないですしね。
更に、金城薬学部は、併願推薦試験もあります。併願推薦ですから、偏差値50では駄目でしょうけれども、どうやらそんなに難しいとは言えないようです。
つまり、薬学部への進学の可能性を考えても、金城を併願先として、他大学も検討していく方が、合理的選択だと感じているからです。
ただし、これは私の主観に基づく意見です。6年後に大学受験情勢がどのように変化しているかは、分かりませんしね。
やはり金城への進学は、この地区では特別な意味合いをもつものですし、金城ブランドは健在だと感じています。総合的にみて、御家庭の考え方次第で、金城は進学先として十分に選択し得るものだと思っています。
いくた