国公立医学部入試のノウハウ | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

予備校のレギュラークラスは先週終了したが、国公立医学部クラスでは、様々な国公立医学部の入試問題を扱った。

最後の辺りでは、東大と京大の過去問ばかりになってしまう日もある。全国の国公立医学部の問題から厳選しているが、結局は東大や京大が多くなってしまうのは、そこに込められた意味合いが源泉となって、各大学に拡散されていることもあるということだ。

では、国公立医学部入試のノウハウとはどんなことか、ということを考えてみる。
まず、ご存知の方も多いとは思うが、多くの大学は医学部固有問題を出題してはいない。他学部と共通の試験で選抜していることが多い。たしかQT医学部は全大学共通試験だったはず。他の大学も医学部単科大学以外の多くは共通試験だ。

つまり、合格に必要な点数は他学部よりも多いが、医学部固有にやらねばならないことはほとんどないということだ。

そして、国公立の数学だけに限って話をするが、東大、京大も含めて、最近の数学の問題は、難問奇問に偏ることなく、上質の思考問題を丁寧に尋ねてくれていることが多い。
だから授業でも扱いやすい。予習段階で攻略出来た人も、そうでない人も、授業解説を聞けばその出題意図に納得できるから。

つまり、国公立の数学は、
問題内容をくみ取る能力、
その内容から方向性を思考する力、
丁寧な計算力、
すなわち、総合的な数学力を問われている。
特に何か特別な発想力や暗記力などを問われていることは殆ど無い。

つまり、国公立医学部への数学は、普通に数学力を上げればよいだけだ。何かノウハウが必要だとは感じていない。逆に何をノウハウと言えばよいのかが分からない。

私立医学部はノウハウが一杯あるよ。今日も愛知医科大学対策をやってきたけど、やり方次第で点数が全然変わってしまうもの。ちゃんと仕込んでおかないと難しいわ。

というわけで、私の中では国公立医学部へのノウハウは無いという結論でした。
強いて言うならば、科目間バランスはノウハウかな。

いくた
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