中学生まではちゃんと書かせるよ。でも高校生になればもういいやない。他にやることは山ほどあるのに、原稿用紙5枚を汚さないといけないルールを守るのは大変じゃないか。昔は書いてあげていたよ。
将来、看護師になりたいという生徒には遠藤周作の不朽の名作。
勝呂医師の少年時代のエピソードなんかは、中学入試の題材としても有名じゃない。
でも実は私はちゃんと読んだことがなかったのね。ブックオフで買って読んだわ。やっぱり本当に不朽の名作だ。
数学が苦手だった女の子には、
しかし、困ったやつもあったわ。
私が感想文を書いてあげる場合には、一つ注文を付けていた。必ず本は読むこと。
だから、ある男の子には読みたい本を持ってこさせた。そうしたら、、、
しかしだね、当時30代だった私が恋愛小説の感想文を普通に書いたら、高校生が書いていないことなんてバレバレじゃない。でもこの小説もいい作品でさ、感想文書こうとすると感情が乗ってしまうんだよね。仕方ないから手加減なしで書いたわ。
塾のアルバイトの女子大生がその感想文を読んで「この本は読んでみたいわ」と言っていた。
本を読むのは楽しいよね。映画とかも楽しいんだけどなんか次元の違う楽しさだわ。時間さえあればいろいろな本を読みたい。
読書感想文を書いてあげていたのも、私自身が本を読む時間を持ちたかったからだけど。実際、感想文を書くこて自体は、2000字くらいだったら一時間くらいで出来るでしょ。でも高校生には出来ないよね。文章を書く力は、大学で養われる部分が多いんじゃないかな。
今日の一曲は、ユーミンの輪舞曲。
いくた