昔は読書感想文を書いてあげたよ | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

夏休みの読書感想文てさ、拷問のようにツライでしょ。感想文なんて何を書くべきかなんてルールを聞いたことがないよね。読者好きな人でも感想文は苦手という人も多かった。感想文が読書嫌いを促進しているという意見は全くの道理。

中学生まではちゃんと書かせるよ。でも高校生になればもういいやない。他にやることは山ほどあるのに、原稿用紙5枚を汚さないといけないルールを守るのは大変じゃないか。昔は書いてあげていたよ。

将来、看護師になりたいという生徒には遠藤周作の不朽の名作。


これで感想文を書いたら、先生からのポイント高いでしょ。
勝呂医師の少年時代のエピソードなんかは、中学入試の題材としても有名じゃない。
でも実は私はちゃんと読んだことがなかったのね。ブックオフで買って読んだわ。やっぱり本当に不朽の名作だ。


数学が苦手だった女の子には、


これは単純に楽しめた。数学が苦手だけど一度読んでみました的な感想文なら、先生ウケするでしょ。

しかし、困ったやつもあったわ。
私が感想文を書いてあげる場合には、一つ注文を付けていた。必ず本は読むこと。
だから、ある男の子には読みたい本を持ってこさせた。そうしたら、、、


これを持ってくるのか。当時、吉高由里子主演のドラマで有名になった恋愛小説。

しかしだね、当時30代だった私が恋愛小説の感想文を普通に書いたら、高校生が書いていないことなんてバレバレじゃない。でもこの小説もいい作品でさ、感想文書こうとすると感情が乗ってしまうんだよね。仕方ないから手加減なしで書いたわ。
塾のアルバイトの女子大生がその感想文を読んで「この本は読んでみたいわ」と言っていた。




本を読むのは楽しいよね。映画とかも楽しいんだけどなんか次元の違う楽しさだわ。時間さえあればいろいろな本を読みたい。

読書感想文を書いてあげていたのも、私自身が本を読む時間を持ちたかったからだけど。実際、感想文を書くこて自体は、2000字くらいだったら一時間くらいで出来るでしょ。でも高校生には出来ないよね。文章を書く力は、大学で養われる部分が多いんじゃないかな。

今日の一曲は、ユーミンの輪舞曲。

いくた




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