東海地区の私立中学について5 | 中学入試と医学部入試の道の駅

中学入試と医学部入試の道の駅

小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

昨日の続きです。

⑨海陽中等教育学校
蒲郡にある全寮制の男子校。トヨタなどの出資で設立された。
初期には素晴らしい合格実績を出し注目されたが、次第に衰退して、3年前には東大合格者が1人だけになってしまった。しかし、また徐々に復権を果たし、今年は東大12人、国立医学部15人の合格ということ。100人強の卒業生でこれだけの実数を出すのだから、一流のものだといえなくはない。

ただ、もう最初に謝っておきたい。海陽の皆様すいません。私は海陽を支持していません。

うちの予備校では、過去に2人の生徒を受け持った。そして今、高3の生徒、高2の生徒は長期休みに指導している。うちのクラスには一浪生もいる。

みんな優秀。これは間違いない。しかし、授業進度が速すぎて、消化が追いつかない。たぶん速さは地区最速だと思う。

このことが、どのような結果に繋がっているか。今春、医学部に進学を決めた生徒がうちの予備校にいた。彼は2年かかった。能力的には優秀だったと思う。実際に、合格した医学部も割と偏差値高めだ。
しかし、1年目の彼は悲惨だった。私が主宰している予備校定期試験では、5回の合計点が500点中165点で、ブービーをかなり引き離した最下位。
とにかく答えに向かわない論述を展開するんですよね。どこに向かっているのか分からない。なぜそうしているのか、理解に苦しむようなもの。

これが1人だけではなく、私が過去現在に関わった5人のうち少なくとも3人には見られる現象。優秀なのに、合格へと向かうプロセスで苦労してしまう。
こういった点から、私は海陽を支持していないんです。


⑩中部大学春日丘中学・高校
春日井市にある。場所的に若干ハンデを負っているかな。
私の今の生徒にも春日丘の生徒がいるが、学校については悪い印象はない。
先生の指導レベルには若干のバラツキがあるようには思えるが、無理なカリキュラムを取っているようには思わない。
地理的要素以外には悪い点はないかもしれない。注目度は高くないが、しっかりしているかな。


5回10校についてお話してきましたが、今回で終わりです。次回は全般的なまとめをします。



今日の一曲は、Chuck Berryのジョニービーグッド。昨日ネタとして予備校の授業で紹介したら、意外と知っている人が多かった。

いくた



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