高校生は諦めないこと続 | 中学入試と医学部入試の道の駅

中学入試と医学部入試の道の駅

小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

高校3年生、受験生になってから予備校に通って大学受験に間に合うかというと、本当に厳しい。高校生は学校に通っているから、授業時間を最大限に活用しないと、勉強は進んでいかない。

うちの予備校にも現役生が通っているが、学校で全然勉強せずに、どうやって少ない時間だけで勝負が可能だろうか。

では、浪人生になってからなら受験勉強が出来るのかというと、それも難しい。
浪人生指導の予備校は、多くの場合ある程度の前提を必要とする。基礎の基礎から始めることは少ない。

医学部志望であれば、一年で間に合う可能性が薄ければ、二年計画で考える手段もありそうだか、予備校はそのようなコンテンツを提供することはない。うちの予備校でやってみたことがあるのだが、一年を完全に捨てる計画に乗ってくる生徒も少なく、入った生徒のモチベーション維持も難しく、結局すぐに募集停止となった。

高校時代に勉強出来なかった人がそれをリカバリーするのはとても難しい。スキームもなく、学習習慣もなく、学習効果を上げるのにも時間がかかり、すべての面で手詰まりとなる。

私が家庭教師で担当している生徒にも、半分手詰まりの生徒がいる。K塾に通っているが、消化することが困難だ。学習している部分だけやっても、周辺知識がないので解答に至らない。苦しい状態が続いてしまう。

高校で一年サボった報いは、一年間でリカバリーできるものではないわけだ。





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