ウルトラマンコスモキッズだったふぃろむじです。
今回はいよいよYOASOBI以外のアーティストの分析をしてみたいと思います。とりあえず流行っている曲の分析をしたいということでVaundyの怪獣の花唄です!
実は私一度だけライブをしたことがありまして、この歌のボーカルをしたことがあります。まぁうまく高音がうまく歌えず恥をかいたわけですけども、間近で生のギター・ドラム・ベースを聴けたのがとても印象に残っています。
そんな思いを馳せながら分析をしていきましょう、レッツら!
全体
〇bpm:150
初めてみる数字です。そこそこの疾走感があります。
〇key:D Major (平行調:Bm)
〇Aメロ→Bメロ→サビ→Aメロ(半分)→Bメロ→サビ→Cメロ→サビ→Dメロ→Cメロ(アウトロ)
前半は基本的な構成ですが後半は少しおもしろい形をしています。今の曲はCDメロあたりまであるのが普通みたいですね。
前半もAメロの長さを12番で変えたりして飽きない工夫が見られます。
Aメロ
| G | D/F# | Dm/F | D/F# |
見慣れない形ですね...
GというIVの音から始まって(あるある)ルート音が半音ずつ変わっていきます。動きが少ないのでAメロにはピッタリですね。
D/F#はDの転回形となっていて、Dm/FはDmの転回形です。Dmは同主調のDmキーから拝借したと考えられそうです。
II V I 進行でもIの代わりにiに着地して意外性を出すなんてことが行われます。同主調のキーは要チェックですね。
Bメロ
| Em | D/F# | G | A |
いかにもBメロな進行です。ルート音の上昇がワクワク感を出します。
もう一つ作曲っぽい目線でいうと一度ルート音をEに落とすというのがBメロ感を出している気もします。
サビ
| G | A | Bm | D/F# |
| G | A | Bm | D |
4563進行→4561進行です。456のSD→D→Tの動きで上昇しながら盛り上がる定番の動きを作り、さらにTの1や3に着地する進行です。
この動画では3の方が哀愁、1の方が安定と紹介されていますね。
4561進行本当に色んな曲に使われているイメージがあります。456の動きに加え1→4のドミナントモーションのおかげで循環もできる非常に使いやすいコードです。
ちなみにCDメロはこの進行が続いて終わりです。うむ、汎用性。
まとめ
というわけで終了です。4561進行を使った王道な曲でした。
とはいえ分数コードを使ったり展開を工夫したりで、飽きないけど大衆に受け入れられるいいバランスの曲になっていました。
本当はこういう曲から勉強するべきなんでしょうね。でもかなりしっかりと分析できたと思います。
また定番曲の分析をしてみたいなと思いました。それでは。