バトルフィールド$$$ | フィラデルフィア ICM 便り

フィラデルフィア ICM 便り

ソーシャルワーカーの見たアメリカ底辺事情

今日はクライアントの金銭管理をしているエージェンシーのクライアント担当とクライアントのグループホームの面々とでミーティング。

ムロン、クライアントも参加です。

こういう金銭管理をする人、またはそのプロのエージェンシーをPayeeと言います。

色んな心身の障害で金銭管理を自己で出来ない人は、Payeeをたてることが出来るんです。

クライアントの収入はソーシャルセキュリティからの障害者福祉金なので、ソーシャルセキュリティオフィスに本人の金銭管理能力不全を示す医者の診断証明と共にPayeeship申請、承認を行います。

ソーシャルセキュリティがそれを義務づけることもあります。

特に本人に麻薬や酒中毒の経歴がある場合はPayeeを課せられます。

Payeeはソーシャルセキュリティに金銭管理の詳細を報告する義務があるんです。

今日のミーティングは毎月の予算を立てる目的。


これがねー、


壮絶バトルフィールドになるんですわ。


どうしても毎週もっと小遣いがほしいクライアント。

Payeeが毎週送ってる小遣い用のチェックは一度も受け取ってない、グループホームの住人やスタッフが横取りして、それでドラッグ買ってる、

とか、

グループホームの他の住人は皆、小遣いチェックとタバコを毎日もらってる、

とか、

それはそれはクリエイティブなストーリーを展開して、現実を見るのを拒否するんですよ。

これが、喚く、脅す、泣く、のごった煮で展開されるので、壮絶です。

皆で懸命にソーシャルセキュリティからの通知書や銀行口座の履歴を見せて説明書しても、一分後には同じドラマの繰り返し。

怒濤の1時間でしたー。

オカネに関する事柄は誰でも真剣になっちゃうでしょ。

それが、ソーシャルセキュリティからの収入で細々と暮らしているクライアントには尚更です。

タバコをやめられない人も多いので、それがまたコスト高。

小遣いは、それにブっ飛んじゃう訳です。

このクライアントとはPayeeもグループホームも私も、このバトルを毎年、繰り返してます。

クライアント本人が一番、ストレスでしょうね。

金銭管理関係問題がケアプランやメンタルイルネスの治療に影を落とすこともあります。

悲しいかな、オカネの影響は凄まじい。

しょぼんしょぼんしょぼん




昨日はゴージャスで広い空。

爽やかーな気分にしてくれました。

今日はグレーだったけどね。

日本に数十年前に一度という猛烈台風が接近中ですね。

心配しています。