バトル ショッピング | フィラデルフィア ICM 便り

フィラデルフィア ICM 便り

ソーシャルワーカーの見たアメリカ底辺事情

今週は雨の多いフィラ。

でも相変わらず、こちらからあちら、あちらからそのまた何処かに、と駆け回っております。

今週はクライアントのショッピングアシスタンスも、2日続けて入ってました。

衣類やなんやのショッピングは、季節の変わり目によくスケジュールします。

誰でも新しい夏服や冬のコートとか欲しいでしょ。

今週のショッピングは滞りなく終了したので、やれやれ。

このショッピングも色んなエピソードがあります。

大抵のクライアントは金銭管理がほぼ出来ないのが現実なので、Payeeと呼ばれる金銭管理をしてくれる代理人を持ってます。

このPayeeが彼らの連邦からの月々の福祉金などを受け取って、管理するんです。

家族や友人をPayeeにたてる人もいるんですが、これはたいていの場合、ひと悶着どころか壮絶なバトルの展開になることも多いんです。

やっぱ、カネ絡みですからねぇー。

クライアントの収入を受け取って、そのままネコババ同然で使い込むエゲツない輩も多いんですわ。

フィラでは非営利のPayee Programが2つあって、多くのクライアント達がこのサービスを受けています。

このネコバババトルを避けるためにも、クライアントには強く、このサービスを勧めます。

クライアント達は日常に必要な小遣いやショッピングのお金をPayee Programから銀行小切手で受け取って、それを換金して使うんです。

ショッピングともなると、$200や$300の大金になることも多い。

ソーシャルセキュリティがPayee Programの金銭管理の監視をしているので、ショッピングのレシートは全て、提出しなければいけません。

ところが、あるんですよ...

レシート提出出来へんでぇー、という状況が。

クライアントが$$にフォーカスしちゃって、ろくに買い物しないで、カネよこせって、喚き出すとかね。

現金掴んで、逃走されたこともありますワ。

待てーっちゅうなもんで、後を追っかけて行ったりねー。

あるクライアントはしょっちゅう、周りの人間が自分の金や服を盗んでるという妄想に取り付かれていて、これに集中すると、怒り出して止まらなくなる症状があるんです。

これがショッピングモールで爆発してねぇ。

モールのセキュリティを引きずってきて、怒り満面で私を指さして、

こいつがアタシのカネと小切手を盗んでるのよっメラメラ

と、訴えたのにはトホホ。

もー、スマイルブタしかありませんわ。

セキュリティのおっちゃんは私のIDとクライアントの様子を見て状況を察したようで、去っていきましたが。

クライアントがショッピングでセレクトするアイテムも、冷や汗もんのこともあります。

女性のクライアントは、やっぱり乙女ゴコロですからね、大きい人は妙に小さいサイズを意地で買おうとする時があるの。

もー、ハミ肉どころじゃない規模でサイズが合ってないのに、

ワタシ、Mなら入るわよっ !

と、女の執念です。ご本人のサイズはXLとか1X(XLより更にひとつ上のサイズ)というのに。

また、あるクライアントは派手もの、光りもの好きで、それはいいんだけど、ランジェリーのショッピングの時のセレクトには、

ワーォー

でした。

選んだのは、真紅と黒のコンビカラーのシースルーのブラコルセット(って言うんかな)。

セクシーを越えて、アダルトビデオに足を突っ込んだような迫力のアイテムで、レジに持っていくのが、恥ずかしかったわ。

でもね、

全て欲しいものを買って、大きなショッピングバッグを一緒に下げて帰る時のクライアントの満足そうな顔を見てると、ホッとしますね。



いつも人と犬で満員御礼のRittenhouse Square Parkの入口に鎮座するワンコの像。

狛犬よろしく、公園入口の両サイドに鎮座してます。