それの始まりの日 | フィラデルフィア ICM 便り

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ソーシャルワーカーの見たアメリカ底辺事情

始まりは、腰痛のために飲んだ市販の痛み止め。

それでも辛くて強い鎮痛剤を処方してもらったのが、次の曲がり角。

しばらくホッとした後、また辛い。

誰だったかが、

これ、効くよ

と、くれたピルを飲んで、楽になった。

もっと、ずっと楽になれるのない?

って、聞いたら、くれたピル。

飲んだら、ウソのように楽になった。

でも、痛みがまた戻ってきたので、

もっと、ずっと効くのない?

って、頼んで貰ったピルを飲んだら、一日、意識を失った。

何も覚えてない。

その後、起きてからは、ピル頼みになった。

それから、その後、ヘロインもメニューに入った。

                            ドクロドクロドクロ

ドラッグ漬けになったこの人は、その後、オシッコが出なくなったのに、気がつきました。

体調はどんどん悪くなっていって、ある日、オフィスで倒れてしまいます。

目の周りは真っ黒、皮膚はカサカサで黄色くなり、体重は激減。

腎臓は、機能出来ない代物に変わり果てていました。

この結果、週三日の透析で、命を保つ体となったのです。

透析を始めて数年以上。

体は、骨と皮ばかり。

ほとんど、通常の食物は摂ることが出来ません。

摂れば消化出来ず、深刻な症状に見舞われます。

もう、尿道から出なくなったオシッコは、直腸の方からチューブより排出するようにされています。

このせいで、常に漏れや臭いを気にする毎日。

腎臓移植は、こんな身体状況のため、考えられないのです。

                        ドクロドクロドクロ

薬物中毒の行く末の、ほんの一例です。

この人は、今でもピルなどに手を出している可能性が疑われてます。

自分で自分の体を棺桶にしていくのを止められないのです。


軽い気持ちでピルやドラッグに手を出せば、こんな展開、結末が待っているかも、ですよ。


実在のお話です。