ELな世界 | フィラデルフィア ICM 便り

フィラデルフィア ICM 便り

ソーシャルワーカーの見たアメリカ底辺事情

2日間、ご無沙汰してしまいました。しょぼん

フィラは今日は夏が出戻ってきて、かなりの蒸し暑さ。

明日もこんな感じのようです。

今日も北東部から西部、そして最後にダウンタウンで、クライアント達と会ってきました。

のために乗ったEL(高架鉄道)でまた見かけた物乞い。

40代かなと思うおっちゃんが、やおら電車の中で乗客にスピーチと物乞い。

彼のスピーチはこうでした。

ボクは数ヶ月前に仕事を失いました。
失職してわかったのは、仕事探しの大変さ。

30ほど履歴書を送ったけど、今でも失職中です。
このせいでアパートも失ってホームレスになりました。

途方にくれています。
食べ物でも何でもいいので、ボクに恵んでくれませんか

この人はスピーチ後、かなりの間、乗客からのお恵みを期待して、ずーっと電車の中で立ってたの。

午後のまだ、乗客の少ない時間です。

高校生の女の子と若い女性が小銭をあげた後は、車内はシーンとしたまま。

あきらめたこのおっちゃんは、

何時間も歩いて5キロは体重が減ってもうたっちゅうのに、これっぽっちかよ。バカにしやがって。

とブチブチ文句を言って、次の車両に移っていったのです。

その失礼なシメはいかんなぁ。お里がバレるじゃないですか。

なぜかELでは、この手の物乞いが多いの。

もうひとつの地下鉄ラインのBroad Street Lineでは見ないんだけどねぇ。

この手の車内物乞いも各自、違うワザで乗客にアピールを図るのがスゴイところなのです。

あるお兄さんは、バインダーを小脇に抱えて、杖をつきながら車内に登場。

そして、口上は、

ボクは退役軍人でホームレスです。

ガンを患っていて、その治療費もままならないのです。

こんな体調で仕事もなく、体調の心配は増すばかり。

どうか助けてください。どんな小さなお恵みでも、助かるんです。

僕のガンを証明する医療証拠も持ってます。

と、とうとうと演説して、持っていたバインダーを皆に示したの。

そこそこ乗っていた乗客の反応の殆どは、

なんじゃ、ソレむっ

という感じでした。

私も、それは小道具揃い過ぎー、と思ったわよ。

だいたい、ヴェテラン(元軍人)なら、一般人よりいい健康保険や福祉のサービスが受けられるはず。

それがもらえないのは、除隊の理由が少々難アリの可能性もあるわけ。

彼のお話のかなりの部分にキナ臭さがあると思われても仕方ない。

前にも書いたけど、ELはドラッグ蔓延の地域も通過していくので、乗客も千差満別の別世界の時があります。

このような新型車内物乞いも、その多くの人にドラッグ問題の匂いがあるのです。

でも、彼らの凝った創造的な物乞いアプローチには、呆れる以上に、笑っちゃうか、感心しきりとしか言いようがありません。


今日行ったフィラ北東部にあるローカル飛行場です。

個人やローカルビジネス所有のセスナなどの発着が多い飛行場。

今日は珍しく飛行船を見かけました。

通りすがりにパシャリ。カメラ




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