栄華盛衰 | フィラデルフィア ICM 便り

フィラデルフィア ICM 便り

ソーシャルワーカーの見たアメリカ底辺事情

Divine Lorraine Hotel


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今では国の歴史的建築物に登録されてる建物です。


この巨大な建物は昨日書いたRidge Centerから道を隔てた所にあります。


今では窓は板で打ち付けられて、落書きが建物の一面に広がってるゴーストホテルですが、100年ほど前は華やかな姿だったようです。


19世紀後半にLorraine Apartmentsとして世で初の高級・高層マンションとしてデビュー。各ユニットに使用人やお食事のデリバリーサービス付きの豪華マンションが売りだったとか。


後にFather Devine創立のInternatonal Peace Mission Movementに買い取られて、Devine Lorraine Hotelというホテルに変容しました。


ビルは1999年に閉鎖になり売りに出されました。数年前に投資家が購入して、アパートに改築する意気込みのようですが、この規模でこの歴史的建築の建物です。その税金やなんやの総計は並じゃぁありません。どうなるのやら。今のところ、工事の兆しは皆無です。


わびしく荒れてる建物ですが、その豪華で入り組んだ建築は圧巻です。


フィラも含めたアメリカ東部は古い建物が多いんです。


1920年代から50年代に建てられたビルが今でも内部を改築してオフィスビルやマンションとして盛況とかね。南北戦争時代のおうちも内部を改築して、今でも個人宅や賃貸として人が住んでます。


昔のおうちは小さくてね、天井が低いの。「アメリカ人も200年前はそんなに小さかったのかな」なんてダンナとも話してました。


古いビルはね、建築が細部にわたり、とにかく美術!

外壁に凝った彫刻が施されてるなんてのもよくある例で、フィラに越して来た当初は街を歩きながら、そんな歴史のあるビルやおうちを鑑賞して感動してました。大阪にはないものねぇ。今ではムロン、見馴れてしまいましたが。でも、ビルに施された繊細なアートワークは今でも大好きです。